一流の大学を出た人は、有名企業や大企業などに就職が当然と考える傾向があります。
特にアジアでは「優秀な人は、大企業に就職」という考えが、比較的強いようです。
しかし、視野を広げて世界で考えると「優秀な人は大企業に就職」という考えは、実は珍しいと気づきます。
世界的に見ると「優秀な人は起業」です。
本当に優秀なら、自分で事業を興し、人と社会に貢献できる仕事を目指します。
仕事がなければ、自分で仕事を作る。
アイデアも工夫も改善も、自分で考えることができ、積極的に事業を進めることができる。
熱意も意欲も行動力もみなぎり、数多くの能力に恵まれている。
さらにコミュニケーション能力が高く、リーダーシップで人を引っ張り、人付き合いもうまい。
そして、人と社会のために尽くしたいという、企業家精神を持ち合わせている。
それだけの才覚に恵まれていれば、起業をしても、十分活躍できると考えていいでしょう。
大企業への就職も素晴らしいですが、起業のほうが、自分の能力を惜しみなく発揮しやすくなります。
自分の裁量で、自由に事業を進めることができるのは素晴らしいことです。
もちろん失敗の可能性もありますが、若くて優秀なら、失敗の傷も小さくて済むでしょう。
起業とは、自分の力を試す、絶好の場所。
「優秀な人は大企業に就職」という固定観念にとらわれていないか、自問自答してみてください。
多くの能力に恵まれた人なら、大企業への就職より起業のほうが、ふさわしい道かもしれません。