入社予定の企業が突然、合併を発表することがあります。
合併による最も大きな影響は、やはり企業の体質が変わることでしょう。
志望企業へ入社が決まったにもかかわらず、企業の体質が変われば、将来が不安です。
しかし、合併とはいえ、さまざまなパターンがあります。
合併のパターンによって、企業の体質や体制が大きく変わることもあれば、ほとんど変わらないこともあります。
入社予定の企業が合併するとわかれば、合併の種類を確認しましょう。
合併にもさまざまな種類がありますが、主要なのは、次の2つです。
吸収合併の場合、吸収する側なのか、される側なのかによって、大きく対応が異なります。
社風やシステムは、吸収する側に合わせるのが一般的です。
吸収する企業側を確認して、社風や体制が自分に合っているか、判断が必要です。
ただし吸収合併にも「1対1」という対等な合併も存在します。
合併の比率も確認しておきましょう。
新設合併とは、合併する企業を解散させ、新しく会社を設立して、すべてを継承させる方式です。
新しく企業が設立されるため、合併前の状況では、企業の将来性を見極めるのが難しい特徴があります。
ただし、新設合併に至った経緯や背景をよく確認すれば、企業の特徴が把握しやすくなるでしょう。
合併のパターンによって、合併企業の今後の成り行きも変わります。
両親や先輩など、社会に詳しい人と相談して、今後の方針を決めるのが得策です。