その制度は、本当に活用されているのでしょうか。
「制度があるなら活用できるに違いない」と思います。
しかし、そうとは限らないのが、社会の怖いところです。
企業によって、さまざまな制度があります。
たとえば、資格取得の奨励金や報奨金を支払う制度です。
表向きは、資格が取得できれば奨励金や報奨金を支払うことになっていても、実際は支払われない場合があります。
また、育児休暇や出産休暇があっても、実際は取得が大変難しく、存在しないのと同じ状況の場合もあります。
社宅があるとされていても、実際は入居できない。
新人研修があるとされているにもかかわらず、実際は放置の状態。
食事代が支給されるとされているにもかかわらず、実際は支払われない。
形だけの制度は、珍しくありません。
なぜきちんと活用されていないのかは、企業によって事情が異なり、一概には言えません。
制度を基準に入社したにもかかわらず、思っていた現実と異なれば、やはり問題です。
制度は、公表されているとおりに運営されているものかも、確認が必要です。
最も確実な確認方法は、やはりOB・OG訪問です。
社員に実際の状況について話を聞けば、最も正しく確認できます。
そのほか信頼できる情報元があれば、参考にできるでしょう。
表向きの情報だけを信じるのではなく、実際の活用状況についても、きちんと確認しましょう。