圧迫面接を受けている途中、こんな気持ちになることはありませんか。
「こんな面接をする企業なら不採用でいい。こちらからお断りだ」などです。
追い詰められた応募者が、半ば、自暴自棄になって考えてしまうことです。
偉そうな態度をされれば、つい反抗的な気持ちが湧き上がるでしょう。
むしろ、誰でもそう感じるのが自然です。
たしかに気持ちはわかりますが、注意が必要です。
「こんな面接をする企業だったら不採用でいい」という考え方は、離職しやすい人によく見られる考え方です。
たとえば、次のような状況を考えてみてください。
上司から、仕事について厳しい指摘を受けた。
つい腹が立ち「こんな企業だったら辞めてもいい」と思ってしまう。
これでは、どんな仕事もうまくいかないでしょう。
さらに次の状況も考えられます。
仕事の大事な取引先から、偉そうな態度をされた。
腹が立ったから、こちらから契約を断った。
これでは、企業の存続すら危うくなるでしょう。
「こんな面接をする企業なら不採用でいい」という考え方は、自分の諦めやすさを表現していると言えるのです。
圧迫する面接官は問題ではありません。
問題は、圧迫にすぐ屈してしまう自分です。
ささいなことで諦める癖がつくと、仕事でも人間関係でもうまくいかず、高い離職率につながります。
仕事では、我慢が必要な場面もあります。
もちろん我慢のしすぎはよくありませんが、ある程度のストレスは、我慢したいところです。
少なくとも、圧迫面接のストレスくらいは、軽く耐えるべきでしょう。
暴力を振るわれるわけでもなく、威圧的な言葉を言われるだけです。