圧迫面接とは何でしょうか。
圧迫面接とは、面接官がわざと批判的・否定的な質問や発言をして、応募者の性格や資質を確認する面接手法です。
たとえば、わざと答えにくい質問をしたり、腹が立つ質問をされたりなどです。
威圧的な態度を露骨に見せ、応募者に詰め寄ることもあります。
つまり、わざと応募者をいじめる面接なのです。
なぜ、圧迫面接が行われるのでしょうか。
圧迫をかけたときの応募者の反応を見ることで、精神力や機転などを確認するためです。
社会人として仕事を始めると、ストレスの連続です。
仕事の失敗で落ち込むこともあるでしょう。
上司に怒られることもあれば、お客さまからのクレームを受けることもあるでしょう。
どの企業でも、精神的に強い人間を求めています。
しかし、精神的な強さは、見た目だけではわかりません。
本人が「私は精神的に強い」とアピールしても、結局は自己申告であり、信用できません。
そこで、面接でわざとストレスを与えることで、ストレスへの対応力を確認しようとするのです。
感情をコントロールできるか、機転を利かせてうまく対応できるか、などです。
つまり、ストレス耐性の試験です。
「圧迫面接を行う企業は態度が悪い」と思うかもしれませんが、そうではありません。
逆を言えば、圧迫面接を行う企業は、それだけ優秀な人材を採るために必死であると考えることができます。
企業側としては、優秀な人材を採る手段の1つなのです。