圧迫面接で大変なのは、応募者だけではありません。
あらためて考えると、圧迫面接を実施する企業も、大きなリスクを覚悟しています。
圧迫面接とは、面接官がわざと批判的・否定的な質問や発言をして、応募者の性格や資質を確認する面接手法です。
応募者を、ただ威圧すればいい。
軽い気持ちで圧迫面接を行っているように思えますが、そうではありません。
むしろ、圧迫面接を行う企業には、覚悟があると考えていいでしょう。
圧迫面接をする企業にも、リスクがあるからです。
圧迫面接によって悪い評判が広がり、企業のイメージや信用を損ねるリスクです。
悪い評判は、よい評判以上に、広まりやすい性質があります。
一度インターネット上の掲示板などに書き込まれれば、後から削除するのは難しいでしょう。
あっという間に広がれば、企業の評判や信用だけでなく、存続に関わる場合もあります。
大きなリスクを覚悟の上で、圧迫面接を行っています。
必死になって優良な人材を求めている証拠でもあるのです。
そう考えると、圧迫面接に対する印象も変わるのではないでしょうか。
おびえているのは、応募者だけではありません。
実際は、面接官もおびえているのです。