夫婦になると、引っ越しをしたい都合が出てきます。
理由はさまざまです。
「気持ちを一新させるため、環境を変えたい」
「夫の通勤の負担を減らすため、会社の近くに引っ越しをしたい」
「より良い行政サービスを受けるために、都会に住みたい」
今以上に生活が豊かになるなら、引っ越しはいいアイデアです。
環境ががらりと変わることで、夫婦としての初々しさを取り戻す機会にもなるでしょう。
引っ越し費用はかかりますが、夫婦でしっかり話し合ったうえで決断できれば、人生を好転させるチャンスにもなるはずです。
ただし、引っ越しをするなら、1つ気をつけたいタイミングがあります。
引っ越しは、子どもが小学校に上がる前がチャンスです。
小学生の転校は、子どもにとって大きな負担になることがあるからです。
子どもにとって環境の変化は、大人が思う以上に大きな負担です。
小学校に上がってからの引っ越しは、転校です。
せっかくできた友人とお別れをして、また一から友人を作るのは大変です。
「友人と別れるという失望感」と「新しい環境への不安」が重なります。
まだ心がしっかりしていない時期だからこそ、急な環境の変化で、精神的にも不安定になる場合もあるでしょう。
精神的ダメージがきっかけで、学業に差し支えることもあります。
子どもにとって、幼いころの環境は、人格を形成するうえで大きな役目を果たします。
仕方ない状況もありますが、子どもが小学校に上がってからの引っ越しは、できるだけ避けるほうが賢明です。
したがって、引っ越しをするなら、小学校に上がる前がチャンスです。
小学校に上がっても快適に過ごせるように、親子ともによい環境を慎重に選びましょう。