同棲には、初期費用が必要です。
初期費用の規模はカップルごとによって幅が大きいため、一概には言えません。
また初期費用の内訳も、カップルによってずいぶん違います。
少額の費用で済む場合もあれば、多額の費用がかかる場合もあり、さまざまです。
同棲の初期費用を考えるなら、まず種類を分けて考えると、計算しやすくなります。
同棲の初期費用は、大きく分けて3種類あります。
「賃貸契約の費用」「家財道具の費用」「引っ越しの費用」です。
新しく部屋を借りるなら、賃貸契約の費用が必要です。
たとえば、敷金・礼金・家賃・管理費・仲介手数料・火災保険などです。
敷金や礼金は、家賃の2カ月分から3カ月分ほどかかるのが一般的です。
ただし、敷金や礼金が必要ない部屋があったり、仲介手数料が無料の不動産会社もあったりします。
賃貸契約の費用を少しでも抑えたいなら、敷金・礼金の不要な部屋や仲介手数料が無料の不動産屋を選ぶといいでしょう。
家財道具の費用とは、家具・家電・衣類を合わせたすべてを指します。
同棲を機に家具や家電を新しく購入することもあるでしょう。
あるいは、奮発して新しい衣類を買うこともあるはずです。
ディスカウントストアを利用すれば、安く入手できます。
ただし、自分たちの所有物ですべてまかなえる場合は費用を抑えられます。
人から譲ってもらえる家電や家具があれば、古いものでももらっておくと、初期費用を節約できます。
部屋を借りれば、引っ越しです。
引っ越し業者を利用するなら、きちんと見積もりを取りましょう。
同じ引っ越しでも、引っ越し業者によって、金額が変わることがあります。
引っ越し道具が多くなったり、離れた距離になったりすると、それだけ引っ越し費用も大きくなります。
できれば3社から見積もりを取っておくと、比較がしやすくなります。
見積もりが面倒なら「一括見積もり」というサービスもあるので検討してみてください。
ただし、自分たちで引っ越し作業を行うなら、引っ越し費用はガソリン代程度で済ませることが可能です。
時間に余裕があったり体力に自信があったりするなら、自前の引っ越しも検討してみるといいでしょう。
引っ越し作業も思い出になります。
自分たちで引っ越し作業を行えば、思い入れが強くなり、同棲を始める実感も湧きやすくなるでしょう。
初期費用は、これら3つを合計して計算します。
初期費用の種類を把握して、自分たちの初期費用はいくらか計算してみましょう。
自分たちの同棲を考慮して、必要な初期費用を試算してみましょう。
試算できた後も「もう少し安くできないかな」と考えてみることも大切です。
あくまで同棲生活が本番ですから、同棲の初期費用は低く抑えたほうがいいでしょう。
「初期費用は膨大にかかる」と思われがちですが、あくまで自分たち次第です。
初期費用をゼロにするのは難しくても、工夫と努力でゼロに近づけることは可能です。
同棲の節約は、初期費用の段階から始まっています。
同棲の初期費用を低く抑えられた分だけ、同棲本番にお金を回せます。