オリンピックでは、試合が終わった後、お決まりのシーンがあります。
会場から立ち去る前、必ず観客に向かってお礼を伝えるシーンです。
頭を下げたり、手を振ったりなどです。
手を振るときも、片手で振るのではなく、両手を振っている選手もいます。
中には、投げキスをする、変わったパフォーマンスをする選手もいます。
見てわかるとおり「応援してくれてどうもありがとう」という感謝を伝えるためです。
試合の後、感謝されたり、手を振ってもらえたりすると、応援しに来てよかったと思います。
「応援してよかった」「また応援しよう」という気になります。
味方をたくさん作ることは大切です。
応援してくれる人がたくさんいるほど、声援も大きくなり、試合が有利になります。
これからも応援し続けてもらうためにも、試合の後の感謝は、必要です。
感謝ができる選手は、たとえ試合に負けていても、かっこいいものです。
負けていても、感謝だけは忘れない姿に、プロらしいスポーツマンシップを感じます。
見習うべき点です。
さて、ここからが本題です。
オリンピックで見慣れた、この光景。
さて、自分はどうでしょうか。
見慣れた光景にもかかわらず、自分は、できていない場合が多いのではないでしょうか。
試合に負けて、下を向いたまま、そそくさと会場をあとにしていませんか。
たとえ負けても、いいのです。
負けたときこそ、感謝で頭を下げたり、手を振ってもらったりすると、余計に感動させられます。
悔し涙を流しながらも、手を振って、応援してくれた人に感謝することです。
恥ずかしがらずに、プロの真似をしましょう。
プロの真似をするから、プロに近づけます。
スポーツマンシップが、ますます磨かれるのです。