試合中に、うっかりミスをしてしまうことがあります。
「やってしまった」と思うだけですが、これが厄介です。
ミスの内容がひどいほど、長く尾を引きやすくなります。
「ひどいミスを犯してしまった」
「情けないところを見られた」
「不利になってしまった」
ミスをしたことで、ネガティブなことをくよくよ考えてしまいがちです。
試合中に「なぜミスをしてしまったのか」と、分析してしまうこともあります。
考えたり悔やんだりすることで、ミスが消えてしまうならわかります。
しかし、試合中に、失敗を悔やんでも仕方ありません。
どんなにミスを悔やんでも、してしまったものは消えません。
むしろ考えることで集中力が乱れ、後のプレーに影響してしまいます。
ミスを考えるほど集中力が乱れ、さらなるミスを引き起こすのです。
一度ミスをしたことがきっかけで集中力が切れ、一気に形勢が傾くのはよくある話です。
ミスは、ミスした瞬間に忘れるのが一番です。
気持ちをさっと切り替えるのです。
気持ちをさっと切り替える力も、実力です。
「しまった!」と思った次の瞬間に、忘れてしまいましょう。
ミスをしても、いかに心を乱さないかが大切です。
ミスをしたときほど、声を出したり前を向いたりして、気持ちを引き締めます。
試合中は、一貫してポジティブのみに集中すればいいのです。