においやすい食事の代表格といえば、ニンニクです。
歯を磨いたり、シャワーを浴びたりすれば、においが取れるだろうと思いますが、なかなか取れません。
少し複雑なメカニズムがあります。
においの原因になるのは、ニンニクに含まれる「アリシン」と呼ばれる成分です。
アリシンは体の中で分解されても、においだけは残り続ける性質があります。
最終的には、肝臓で無臭化されるまでに、およそ24時間かかります。
それまでの間は、腸から吸収されたアリシンが、血液の流れで全身を巡ります。
吐く息はにおいますし、毛穴を通して外に出るため、体からもにおいやすくなるのです。
歯を磨いても口からにおいますし、シャワーを浴びても体臭が発生しやすくなり、厄介です。
便のにおいもひどくなります。
もちろん日常生活では完全にニンニクを避けるのは、難しいことです。
目安は、24時間前です。
デートなど、におっては困る場面では、24時間前からニンニクを使った料理は控えるようにしましょう。