肉を食べると、にきびができやすくなるのは本当です。
肉には、脂肪分が多く含まれます。
特に牛肉です。
牛肉の中でもロースは、含まれる脂肪分が40パーセント近くもあります。
牛肉は、赤身の間に脂肪分が入り込んでいるため、肉を食べると同時に、かなりの脂肪も取ることになります。
肉を食べた後、血中の脂肪濃度が上がるため、皮脂の分泌量が多くなり、にきびもできやすくなるのです。
すると、どうでしょうか。
こういえば、反射的に「肉を避ければいいのだな」と考え始める人がいます。
肉は悪い存在と言わんばかりに、生活から肉を徹底的に排除した食事を心がけようとする傾向があります。
素直でいいのですが、考えが偏りすぎです。
その短絡的な考えが、別の過ちを引き寄せます。
タンパク質は、肌には欠かせない材料です。
肉ばかりを避けていると、タンパク質が不足します。
タンパク質が不足すると、かえって肌の調子を狂わせるのです。
肉を絶対に食べてはいけないといっているのではありません。
あくまで「肉を食べすぎない」という程度なのです。
肉は、肌を作るための良質なタンパク源です。
美しい肌は、良質のタンパク質があってのことです。
肉が肌によくないとはいえ、肉をまったく食べないのも、肌によくありません。
たしかに肉はにきびの原因の1つですが、完全に避けるのではなく、適量の肉は必要なのです。