ひりひり、ひりひり。
にきび用化粧品を使ったとき、独特のひりひりした痛みを感じることがあります。
一般的ににきび用の化粧品には、一般的な化粧品より刺激が強い傾向があります。
アクネ菌を殺菌する殺菌成分。
赤みを抑える消炎成分。
古い角質を柔らかくして、落としやすくする成分。
比較的、肌に刺激を与えやすい成分が多く含まれています。
ひりひりすれば、なんとなく「殺菌しているんだな。効き目が出ている」と思います。
だからとはいえ、ほうっておく理由にはなりません。
その油断がよくないのです。
いくら殺菌の効果とはいえ、ひりひり感じるのは、よくない状態です。
角質層には、神経がありません。
ひりひりするということは、その成分が、神経のある肌の奥まで染み込んでいるということです。
つまり、それだけ肌の角質層が薄くなり、肌が荒れている状態です。
いくらにきびに効くとはいえ、肌がぼろぼろの状態での使用は、控えるべきです。
状態をほうっておけば、赤みを帯びたりかゆくなったりして、さらに悪化してしまうでしょう。
もっとひりひりしたほうが、殺菌効果があると思い、量を増やすのは言語道断です。
炎症性色素沈着といって、赤みを帯びた肌がしみへと変わってしまう場合さえあるほどです。
ひりひりすれば、まず使用を中断しましょう。
使い方や使用量などが間違っていないか、確認しましょう。
わからないことがあれば、皮膚科の専門医に相談することをおすすめします。