ある日、男友達と一緒に、温泉に行ったとき、印象深い出来事がありました。
体を洗っているときのことです。
ボディーソープを使って、体だけでなく、顔まで洗い始めたのです。
「ちょっとそれはやりすぎなんじゃない?」と言うと、意外な返事が返ってきました。
「顔もボディーの一部だ」というのです。
なかなかうまいことを言うではないかと思い、返す言葉がありませんでした。
ただ彼は、本気の様子でした。
「体も顔も同じ皮膚なのだから大丈夫だろう」と思っている様子です。
大雑把に言えば、たしかに顔もボディーの一部です。
たしかにボディーソープという名前も、誤解を生みやすいと感じます。
しかし、いくら顔がボディーの一部とはいえ、ボディーソープで洗うのはよくありません。
ボディーソープで顔を洗った経験があればわかると思いますが、ボディーソープで顔を洗うと、顔がかさかさになります。
一般的にボディーソープは、洗顔料より、皮脂を落とす力が強力だからです。
背中や胸などの皮膚は、顔より皮膚が分厚いため、しっかり洗い落とせるよう、洗浄力が高く作られています。
ボディーソープで顔を洗うと、顔の皮脂まで落としすぎて、肌が乾燥して荒れやすくなるのです。
特に問題はなくても、長期で見ると、やはりよいことではありません。
ボディーソープは、首から上は使うべきではありません。
首から下に使うべきです。
正しい使い方を守りましょう。