口周りにできると言えば、大人のにきびです。
男性ホルモンの影響で、口周りの皮脂量が増え、にきびができやすくなるのです。
しかし、男性の場合、大人のにきびに見えるだけで、意外な原因が口周りのにきびを悪化させていることがあります。
ひげを触ってしまう癖です。
口周りに手をやる癖があると、口周りを刺激することになります。
朝、ひげをそればいいだろうと思うのですが、単純ではありません。
ひげは、伸びるのが早いのをご存じですか。
ひげは1日で、およそ0.4ミリメートル、伸びます。
頭の髪の毛は、1日に0.3ミリメートルですから、髪の毛より早く伸びることになります。
面白いのは、伸びやすい時間帯があることです。
伸びやすい時間帯は、午前6時から10時の間です。
つまり、朝起きてひげを剃っても、昼ごろには触ってわかるほど伸びているわけです。
私も男なので、この気持ちがよくわかります。
朝、きれいにそったはずの顎周りは、昼間になると、じょりじょりした感触が気になるのです。
微妙に伸びているのが、一番気になるのです。
口に手をやったとき、中途半端に伸びているひげを見つけると、何とかしたくなります。
ひげを抜くと、いらない物を取ったかのような快感があり、やみつきになってしまうのです。
ひげはたくさん生えるので、場合によっては1日中口元を触っていることも少なくありません。
このひげが気になり、指で触ったり、抜いたりするうちに、口周りを刺激してにきびになってしまうのです。
こうした行為に、どきっとした人もいるのではないでしょうか。
ひげは、気になっても触らないことが大切です。
大人のにきびというより、ひげを触る癖がいけないのです。