私は仕事柄、相談を受けることがあります。
やはりその多くは「人間関係」です。
浮気問題、友人との不仲、ぎくしゃくした家族関係。
多くの場合、相手を中傷したり非難したりする言葉の連続です。
相手の相談を聞いているうち、ときおり、きらりと光るフレーズを口にする女性がいます。
「私も悪いんです」
私は、ときめきました。
そう言える女性は、すてきです。
反省があります。
本当は「すべて相手が悪い」「私は全然悪くない」と言いたいのでしょう。
しかし、自分にも非があると認められるのは、大きな勇気が必要です。
きちんと過去を反省できている証拠です。
「私も悪い」と言える女性とは、話しやすいです。
魅力的だなと思います。
人間それぞれですから、ぶつかって当然です。
ぶつかったとき「すべて相手が悪い」と言ってしまうと、相手も「すべてあなたが悪い」と言い返してくるでしょう。
言い争いの始まりです。
対立が激しくなり、いつまでも問題は解決しません。
しかし「私も悪い」と一部の過ちを認めれば、相手も丸くなってくれます。
お互いさまだと思い、自然と相手に謝ることができます。
多少時間はかかりますが、問題は自然と改善されます。
自分の過ちを認めることができれば、だんだん性格も丸くなります。
それが成長です。