私はこれまで、何度かラブレターを書いた経験があります。
失敗した経験を通して反省していくうちに、気持ちが伝わりやすい書き方に気づきました。
気持ちが伝わる上手なラブレターの書き方を伝授しましょう。
ずばり、語り口調で書くのがコツです。
たとえば、よくあるラブレターの典型的な例は次のような文章です。
「私は前からあなたが好きでした。放課後の後、部活動に励んでいる姿に惚れました」
ありきたりな一文ですが、何かぴんと来ませんよね。
意味は伝わりますが、いまひとつ気持ちが伝わってきません。
行儀がいい文章ですが、取扱説明書を読んでいるような感じです。
では、気持ちを伝えるためにはどうするか。
語り口調で書けばいいのです。
あなたの好きな人が今、目の前にいると想像しましょう。
目の前にいると思えば、自然と語りかけるような会話口調で書けるようになるはずです。
たとえば次のような語り口調で、ラブレターを書きます。
「あの、恥ずかしくて言いにくいんだけど、前から好きでした」
「放課後に部活動やっていますよね。すごくすてきだなと思って、いつも窓から見ていたんです」
「もしよかったら一緒にご飯食べに行きましょう。ダメだったら、せめて友人からでもお願いします!」
印象がだいぶ変わりましたね。
本当に相手が目の前にいるかのようです。
意味も気持ちも、ひしひし伝わってきますよね。
語り口調は、気持ちを伝える最大のコツです。
私も、文章を書くときは、常にこの点を心がけています。
たとえば、この文章もそうです。
私は目の前にあなたがいると思って、語り口調で書いています。
するとほら、意味だけでなく、気持ちまで伝わってきませんか。
語り口調でラブレターを書けば、あなたの気持ちは相手に伝わりやすくなり、ラブレターの成功率も上がります。
さあ、相手が目の前にいるものと思って、ラブレターを書いてみましょう。