執筆者:水口貴博

場を盛り上げる30の会話術

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「その気持ちわかる」より「似たような経験がある」のほうがいい。

「その気持ちわかる」より「似たような経験がある」のほうがいい。 | 場を盛り上げる30の会話術

相手の話に同意をするとき「その気持ちわかる」ということがあります。

「その気持ちわかる」という言葉は、なかなか難しい一言です。

状況によって、相手を傷つけることがあるからです。

「簡単に理解できるほど、自分の気持ちは単純ではない!」

「話を軽く見られているようだ」

反感を抱く場合が多いものです。

もちろん悪気があって言ったわけではありません。

相手の気持ちを積極的に理解してあげようとしています。

状況や相手にもよりますが、反感を抱かれる場合が多いのです。

軽々しく「その気持ちわかる」というのは気をつけたほうがいいでしょう。

もし「その気持ちわかる」を言いそうになったら、別の表現を使いましょう。

「似たような経験がある」です。

完全に同じ経験はなくてもいいので、似たような経験があれば、告白しましょう。

この言葉は相手を傷つけません。

完全に相手の気持ちを理解はできなくても、少しでも理解しようとする努力や気遣いが感じられますね。

この言葉に、ほっと相手も癒されるのです。

場を盛り上げる会話術(26)
  • 「その気持ちわかる」より「似たような経験がある」と言う。
気の利いた返事をされると、いくら話をしても、疲れない。

場を盛り上げる30の会話術

  1. 嫌いな話で盛り上げるより、好きな話で盛り上げる。
    これが気持ちのいい会話の鉄則。
  2. 大きな反応を心がけると、会話のテンポは、どんどんよくなる。
  3. 会話の反応は、言葉より表情に力を入れる。
  4. 「うん。
    そうだね」より「うん。
    うん。
    そうだね」。
  5. 「どうせ誰にでも言っているんでしょ」は禁句。
  6. わからない話が出たとき、相手を褒めるチャンスでもある。
  7. 会話の乗りがいい人は、負けるとわかっている喧嘩を売ってくる。
  8. お互いの共通点は、会話が盛り上がりやすい。
  9. 質問しながら、相手をさらりと褒める方法。
  10. 歓迎するフレーズを言えば、会話の乗りが自然とよくなる。
  11. 返事をあと0.1秒早くするだけで、会話のテンポは変わる。
  12. リラックスできるとはいえ、椅子の背にもたれたままの会話はよくない。
  13. 経験がなくても会話を続けられる、上手な返事の仕方。
  14. 大まかに話すと、会話のテンポがよくなる。
  15. 「感謝」だけの表現から「感謝+褒める」の表現へと変える。
  16. 嫌いなことの話をすると、なぜか大笑いする。
    そんな相手の本当の心理に、気づいていますか。
  17. 会話中、一瞬時計に視線が動くだけで、会話のテンポが悪くなる。
  18. 会話を、会話だけで、終わらせない。
  19. 「少し違う」と思うくらいでは、あえて反論しない。
  20. テーマについて知っていることを聞かれる前に話すと、盛り上がる。
  21. 会話上手な人は、いざというときのために、飴玉を持っている。
  22. 誰かと一緒に飲むお酒は、適量を守りにくい。
  23. 同じ会話は二度とできない意識を持つ。
  24. 自分の話した好物の話が、相手の人生を豊かにする。
  25. 相手を元気にさせる魔法の言葉。
    「その魅力は何?」
  26. 「その気持ちわかる」より「似たような経験がある」のほうがいい。
  27. 気の利いた返事をされると、いくら話をしても、疲れない。
  28. 会話に、正論を持ち込まない。
  29. 意外な発言を聞いても、どん引きした表情を表に出さない。
  30. いずれにせよは、言わないほうがいい。

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