人と会話をするときは、常に反応を確認し合う連続です。
話している相手は、自分が口にしている反応によって、次の話を考えます。
無反応なら「きちんと話を聞いているのかな」「聞きたくないのかな」「疲れているのかな」と不安になります。
話をやめようと思います。
たとえ反応があったとしても、反応が小さければ「あまり興味がなさそうだな」と思い、話題を変えようとします。
反応は大切です。
無反応や小さな反応では、なかなか会話を盛り上げにくいのです。
会話のテンポをよくするために、一番大切なことは何でしょうか。
会話の反応を大きくすることです。
これが一番大切なことです。
これができれば、自然とテンポのいい会話になります。
相手の話を聞いたとき、あなたがどのような反応を返すかによって決まります。
たとえば、人と話をしたときの反応を、これまでの1.5倍、大きくしてみましょう。
2倍は大きすぎるので、1.5倍くらいがいいでしょう。
驚くとき「え!」という声だけでなく、驚いた表情まで見せる。
悲しい話のときは、うつむいて悲しんでいる反応を見せる。
笑ったときに見せる歯を、少しいつもより、大きくしてみる。
相手の反応が大きいと、接していて次第に興奮してきます。
会話が盛り上がり、もっと話をしたくなるのです。
簡潔に言えば、反応をこれまでの1.5倍大きくするだけで、会話のテンポはよくなります。
そのくらいあなたの反応は、会話の調子を作るために大切なのです。