「え? もう食べ終わったの」
以前、ある女性と一緒にうどんを食べていたときのことです。
とてつもなく食べるのが早い女性がいました。
例えるなら、勢いよく食事を飲み込むような食べ方です。
私がまだ半分も食べ終わらないうちに、相手は全部食べ終わってしまいました。
食べ終わると、私が食べ終わるのを暇そうに待っている様子になりました。
微妙な空気が流れます。
私も申し訳なく思いました。
何だか複雑な心境です。
嬉しいような悲しい気持ちになるのです。
相手が早く食べ終わるのは、自分が「食べるのが遅い」と叱られているようです。
食事中、なんとなく叱られているようで、落ち込みます。
単に食事をしながら会話を楽しみたかったのですが、そういう雰囲気ではなくなりました。
もちろん早食いの女性は、スピードがあってエネルギッシュであるのはわかるのですが、あまり勢いがよすぎるのも考えものです。
別の男性の場合、もしかしたら勝ち負けを意識する人もいるでしょう。
自分より早く食べ終わってしまう女性に「負けた」と意識するのです。
男性と食事をするとき、心がけたいことがあります。
男性と同時に食べ終わる、もしくは男性より遅れて食べ終わるようにしましょう。
とりわけ好きな異性と食事をするときは、相手に好かれるのが目的です。
仲良くなるためにする食事で、相手に気を悪くするのでは意味がありません。
たとえ食事1つとはいえ、好印象を持ってもらうようにする工夫が必要なのです。
女性は、わざと男性よりゆっくり食事をして、男性を立てましょう。
男性に勝たせてあげるのです。