「なぜ、好きな人と別れることになったの」
好きな人との会話中で、過去の恋愛経験の話になることがあります。
純粋な疑問です。
別れた原因を聞かれたとき、どう答えますか。
さまざまな事情があるにせよ、ありのままずけずけ答えるのはよくありません。
とりわけ、よく耳にするのは「相手を罵る言葉」です。
「あんなやつ、最低だった」
「別れて正解だった」
「もう考えるだけでも、気持ち悪い」
聞いて、どういう印象を受けますか。
相手に何らかの欠点があるのはわかりますが、相手を非難する人の印象まで悪くなっていますね。
別れた相手を罵るのは厳禁です。
自分がもし付き合ったとしたら、別れたときも悪く言われるだろうと思い、付き合いづらくなるのです。
いくら別れたとしても、一時期は、愛し合った仲です。
別れた人のことを罵るのは、最も後味の悪い恋愛の終わり方です。
相手を罵るのは、恋愛を否定することです。
相手を罵ってしまうと、恋をするのが怖くなり「私に恋愛はもう無理」と言い始めるものです。
気持ちのいい恋愛ができなくなる。
別れた相手を非難していると、次の恋愛がしづらくなるのです。
では、別れた事情はどう答えればいいのでしょうか。
別れる事情はどうであろうと、決まり文句があります。
「いろいろつらいこともあったけど、いい恋愛だった。相手に感謝している。素晴らしい人だった」
たとえ別れても、相手のことを憎まない。
相手を非難するのではなく、恋愛ができたことに感謝するのです。
素晴らしい心意気です。
「この人の器は大きいな」と感じます。
そういう人に魅力を感じます。
「もしこの人と付き合ったとしたら、前向きな恋愛ができそうだな。たとえ別れることがあっても、いい思い出になりそうだ」
前向きな恋愛を連想するのです。
別れた事実は悲しいですが、その経験を生かしましょう。
別れても、相手を非難しないほうが、次の恋愛に移りやすいのです。