あなたはおいしいワインを見つけるとき、何を基準にして選びますか。
一般的には、価格が高いほど良質です。
より品質のよいブドウを使って、より手間暇をかけて、より長時間熟成されたものですから、まずいと言うことはないでしょう。
価格が高いからには、それなりの理由があります。
しかし、それだけでは芸がありません。
価格はおいしいワインを見つける1つの目安ですが、あくまで「傾向」です。
実は、安くてもおいしいワインは、世の中にたくさんあります。
ワインの初心者にぜひ実践していただきたいのは「いかに安く、いかにおいしいワインを見つけるか」です。
安いにもかかわらず、よくできた掘り出し物のワインがあります。
酒専門店へ行けば、ワインの種類は、ずらりとあるはずです。
「どこかにあるはずだ」
そういう希望を持ち、探してみましょう。
あなたの口にあうワインが、必ず1つはあるはずです。
掘り出し物を見つける感覚です。
ワインを見つける過程が面白いのです。
わくわくするこの感覚は「宝探し」です。
そんななか「こんなに安いのに、こんにおいしい」というワインを見つけると、得した気分になるでしょう。
宝を掘り当てた感覚です。
その感覚を持ってワインを眺めていると、ワインがより身近になり、もっと味わい深くなるはずです。