執筆者:水口貴博

ワインの味わいを楽しむ30の方法

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必ずしも、ワインの価格と味が比例しているとは限らない理由。

必ずしも、ワインの価格と味が比例しているとは限らない理由。 | ワインの味わいを楽しむ30の方法

ワインは、価格の上下が激しいお酒です。

特に高いものは、何十万もするものがあります。

もちろん一般的には、価格が高いほどおいしいはずです。

しかし、必ずしもワインの価格と味が比例しているとは限りません。

その主な原因となるのは「希少性」です。

ワインはブドウの収穫する年の天候によって、当たり外れが大きいものです。

天候がよければ、品質のよいブドウが採れ、ワインの品質も上がります。

ワインの品質がよいと、よく売れるため、品数が少なくなります。

しかもワインは、長時間熟成されるほど、味わいが増していくという特徴を持っています。

年月が経つほど味わいが増しますが、ワインはどんどん消費され、品数が少なくなります。

その結果、需要と供給のバランスが崩れ、異常なほど価格が跳ね上がってしまうのです。

ワイン1本が、数十万円の場合もあります。

では、その価格に比例した味なのかというと、そうでもない。

価格の大半は「希少性」によるものなので、価格と味が比例していない場合が多いのです。

希少性のあるワインは、コレクターには大変価値あるものですが、一般的においしく飲もうとする人にはあまり意味がありません。

そういう事情が背景にあることに注意しながら、ワインを選んでいきましょう。

価格が、味のすべてを物語っているわけではないのです。

ワインの味わいを楽しむ方法(27)
  • おいしさを、価格だけで判断しないようにする。
ワインに和食を組み合わせて、新しい味を発見する。

ワインの味わいを楽しむ30の方法

  1. ワインは、眺めるところから始まる。
  2. ワインのなじみを作る最初の第一歩。
  3. まずいのではない。
    たまたま口に合わないワインだっただけ。
  4. なぜ、ワインの価格は幅が大きいのか。
  5. 初心者は、白赤共通の万能ワイングラスがおすすめ。
  6. ワインは、コルクを開けた瞬間から、どんどん味が変わっていく。
  7. ワインのオーダー時に、ソムリエから言われた「デキャンタージュ」とは。
  8. 「ワインを開かせる」の意味とは。
  9. テイスティングで異臭を感じれば「ブショネ」が原因かもしれない。
  10. 相手の誕生日と同じ年に作られたワインを贈ると喜ばれる。
  11. ワインの試飲会を見逃すな。
  12. 飲んだ瞬間の味だけで、ワインのすべてを評価しようとしない。
  13. フレンチ・パラドックスによって明らかになった、ワインの効果。
  14. ワインとの出合いは、一期一会。
  15. スクリュー・キャップだから、安物とは限らない。
  16. ワインを飲んで、悪い酔いしない方法。
  17. ワインパーティーで、手軽にワインを楽しめる。
  18. ワインをおいしく飲むための適温の目安。
  19. 室温でワインを保存できる日数とは。
  20. ワインを飲んで太ることはない。
    太る直接の原因は、おつまみだ。
  21. ワインセラーがあるとはいえ、いつまでも保存できるわけではない。
  22. ワイングラスは、ささいなことですぐ割れる。
  23. いかに安く、いかにおいしいワインを見つけるか。
    これが面白い。
  24. いきなり高価なワインに手を出しても、理解できない。
  25. ワインの上級者の不思議な表現は、深い親しみがある証拠。
  26. おいしいワインに対しては、素直に「おいしい」と言えばいい。
  27. 必ずしも、ワインの価格と味が比例しているとは限らない理由。
  28. ワインに和食を組み合わせて、新しい味を発見する。
  29. ワインの陳列方法の違いに見られる、ある特別な事情。
  30. 酒屋の店長と仲良くなっておかないのは、大きな損失と言っても過言ではない。

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