執筆者:水口貴博

ワインの味わいを楽しむ30の方法

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まずいのではない。たまたま口に合わないワインだっただけ。

まずいのではない。たまたま口に合わないワインだっただけ。 | ワインの味わいを楽しむ30の方法

「なんだ、この味は?」

「ちょっと飲めないなあ」

「頭がくらくらして、気分が悪くなりそう」

ワインを飲んで、そう思ったことはありませんか。

これは、劣化ワインでよく見られる傾向です。

まれにではありますが、コルクの状態、保存状態、パッケージの仕方などによっては、味の状態が劣化していることがあります。

明らかなワインの欠損が見られるなら、交換を要求しましょう。

ただし、もし品質に問題のないワインなら、どうでしょうか。

問題がないワインにもかかわらず「まずい」と言うのは、行きすぎた表現です。

少なくとも、表現が適切ではありません。

こういうときは、どう考えるのがいいのでしょうか。

「たまたま口に合わなかった」と考えるのが、スマートです。

誰も傷つかない言い方ですね。

ワインとはいえ、多種多様です。

大きく分ければ「白」「赤」「ロゼ」の3種類ですね。

しかし、白ワインと一言で言っても、甘口から辛口まであり、幅があります。

赤ワインも、軽いものから重いものまであり、幅があります。

ロゼは、製造法が多いため、味もさまざまです。

ブドウを発酵させただけのワインです。

しかし、製法、ブドウの種類、熟成の時間によって、味わいに大きな幅があります。

それだけ数多くの種類があるのですから、合うものもあれば合わないものもあるわけです。

単にまずいと思っただけでワインを否定するのはよくありません。

飲めないワインを単に否定するのではなく、事情を考慮した考え方をするほうが、ワインに対する理解や愛情が膨らむのです。

ワインの味わいを楽しむ方法(3)
  • たまたま口に合わないものだったのだと、考える。
なぜ、ワインの価格は幅が大きいのか。

ワインの味わいを楽しむ30の方法

  1. ワインは、眺めるところから始まる。
  2. ワインのなじみを作る最初の第一歩。
  3. まずいのではない。
    たまたま口に合わないワインだっただけ。
  4. なぜ、ワインの価格は幅が大きいのか。
  5. 初心者は、白赤共通の万能ワイングラスがおすすめ。
  6. ワインは、コルクを開けた瞬間から、どんどん味が変わっていく。
  7. ワインのオーダー時に、ソムリエから言われた「デキャンタージュ」とは。
  8. 「ワインを開かせる」の意味とは。
  9. テイスティングで異臭を感じれば「ブショネ」が原因かもしれない。
  10. 相手の誕生日と同じ年に作られたワインを贈ると喜ばれる。
  11. ワインの試飲会を見逃すな。
  12. 飲んだ瞬間の味だけで、ワインのすべてを評価しようとしない。
  13. フレンチ・パラドックスによって明らかになった、ワインの効果。
  14. ワインとの出合いは、一期一会。
  15. スクリュー・キャップだから、安物とは限らない。
  16. ワインを飲んで、悪い酔いしない方法。
  17. ワインパーティーで、手軽にワインを楽しめる。
  18. ワインをおいしく飲むための適温の目安。
  19. 室温でワインを保存できる日数とは。
  20. ワインを飲んで太ることはない。
    太る直接の原因は、おつまみだ。
  21. ワインセラーがあるとはいえ、いつまでも保存できるわけではない。
  22. ワイングラスは、ささいなことですぐ割れる。
  23. いかに安く、いかにおいしいワインを見つけるか。
    これが面白い。
  24. いきなり高価なワインに手を出しても、理解できない。
  25. ワインの上級者の不思議な表現は、深い親しみがある証拠。
  26. おいしいワインに対しては、素直に「おいしい」と言えばいい。
  27. 必ずしも、ワインの価格と味が比例しているとは限らない理由。
  28. ワインに和食を組み合わせて、新しい味を発見する。
  29. ワインの陳列方法の違いに見られる、ある特別な事情。
  30. 酒屋の店長と仲良くなっておかないのは、大きな損失と言っても過言ではない。

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