執筆者:水口貴博

人望のあるリーダーになる30の条件

28

犯人捜しをしない。

犯人捜しをしない。 | 人望のあるリーダーになる30の条件

誰かのせいで、失敗をしてしまったとき、犯人捜しをする人がいます。

「誰がやったんだ?」と、誰のせいで失敗してしまったのかを特定したがるのです。

犯人捜しはしてはいけません。

犯人捜しをすると、組織の雰囲気も悪くなります。

誰がやったかを探す時間とエネルギーを、仕事に充てたほうが集中した効率よい仕事ができます。

それに犯人がわかったところで責めても仕方ないのです。

失敗したことで、すでに本人は反省できています。

「やってしまった。上司に叱られる。どうしよう……」と、心の中で思い悩んでいます。

反省している本人にさらに追い打ちをかけるように叱っては、せっかくの反省も生きてきません。

たいてい失敗とは、悪気があってやったことではありません。

一生懸命にやった結果です。

一生懸命にやれば必ずリスクが発生し、失敗を犯す確率も高くなるのは、当然のことなのです。

失敗は「部下の一生懸命さ」と考えることです。

「最近、失敗が多いな」と感じたら、部下が一生懸命に挑戦をしている証拠なのです。

人望のあるリーダーになる条件(28)
  • 「誰がやったのか」という犯人捜しをやめる。
脇役、悪役、小道具役が、リーダーの役目。

人望のあるリーダーになる30の条件

  1. リーダーの仕事は、部下に「元気」を与えること。
  2. 「ありがとう」は、リーダーの基本。
    優秀なリーダーであるほど、まず感謝を大切にする。
  3. 部下のやる気をなくさせるリーダーは、失格。
    部下のやる気をかき立てるリーダーが、合格。
  4. 頭の中がきっぱりしている人は、お金を払うときもきっぱりする。
  5. 褒めるときには、すぐ褒める。
    褒めることを、先に延ばさない。
  6. 「ホウレンソウしろ」という前に、自分が手本のホウレンソウを見せる。
  7. 「我慢」で部下を育てるのではなく「達成感」で部下を育てる。
  8. 「どうやるか」より「なぜやるか」の動機付けをする。
  9. 弱いリーダーは、成功談を話す。
    強いリーダーは、失敗談を話す。
  10. 性格診断より、改善策を与える。
  11. 部下の過去の話を持ち出さない。
  12. 部下の専門知識を信じて、仕事をする。
  13. 「それくらい」は禁句。
    「それくらい」と言うことで、部下の仕事を侮辱することになる。
  14. 優れたリーダーは、時間の大切さを知っている。
  15. 今すぐやる。
    うまくいかなかったら、変えればいい。
  16. 部下は「今のこと」を考える。
    リーダーは「次のこと」を考える。
  17. やることだけでなく、やらないことを決めるのもリーダーの仕事。
  18. 仕事を抱え込みすぎているリーダーは、失格。
    部下に任せられることは、部下に任せる。
  19. リーダーの仕事は、改革。
    中間管理職の仕事は、現状維持。
  20. 人事異動には、組織を活性化させる効果がある。
  21. 失敗したら、人を替えるのではなく、システムを変える。
  22. リーダーは、自分の代わりができる部下を育てる。
  23. どんなことがあっても首を切らないことで「団結力」が生まれてくる。
  24. 「ここだけの話」をされると、部下はリーダーを信用できなくなる。
  25. 責任のある仕事を任せると、部下の能力は活性化される。
  26. 改革を起こすには痛みが伴う。
    痛みのない改革は、改革ではない。
  27. 「失敗しないように」という指示は、禁句。
  28. 犯人捜しをしない。
  29. 脇役、悪役、小道具役が、リーダーの役目。
  30. 偉そうにしているのは、二流のリーダー。
    謙虚になっているのが、一流のリーダー。

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