「また失敗したのか! 先日と同じじゃないか!」
「前にも言っただろ!」
こうした言い方をするリーダーに、部下はついてきません。
できるリーダーというのは、部下の過去の話を持ち出したりしません。
そのときにできないことは、そのときのことです。
過去にできなかったことがあったとしても、あえてその話は持ち出したりしません。
過去の話を持ち出されて、過去と今とは状況も環境も時間も違います。
別の話と考えることです。
私が修理をしているときに「以前と同じじゃないか! 同じように直せばいいんだよ!」と偉そうに言われたことがあります。
同じところが故障していても、原因が違えば、直し方も違います。
このときに過去の話を持ち出すのはよくありません。
過去は過去であり、今は今です。
私の気持ちを考えていない一言に、一気にやる気をなくしてしまいました。
たとえ、部下が過去と同じ失敗をしたとしても、過去の話は持ち出さないように気をつけることが重要です。
過去の話を持ち出されると、やる気がなくなってしまうのです。