今の世の中、最も貴重な資源は「時間」です。
お金は失っても、また稼ぐことができますが、時間は失ってしまったらそれで最後です。
絶対に同じ時間は取り戻せません。
この瞬間も、最初で最後なのです。
優れたリーダーは、こうした時間の大切さをよく理解している人です。
たとえばある仕事をこなすときに、できるリーダーとできないリーダーの2通りにわかれます。
このように2通りのリーダーにわかれます。
だらだら会議をしているリーダーは、時間の大切さをわかっていません。
制限時間を決めて、会議を予定どおり、時には予定より早くこなすリーダーは、時間の大切さをわかっているリーダーです。
まだコンピューターというデジタル機器のない昔は、ゆっくりでもやっていくことができました。
しかし、今はコンピューター社会です。
しかもインターネットという世界的な情報ネットワークも構築され、情報の行き交いが早くなりました。
おかげで手に入れたい情報もすぐ手に入れることができるようになりました。
時代は全体的にどんどん速くなっているのです。
だからこそ、人間も速く行動できるようになる必要があります。
人間が速く行動するために大切なことは1つです。
時間なのです。
今までの「のろのろ」を「てきぱき」に変えるといい。
コンピューターのような速さに追いつくことは無理ですが、人間の行動の速さなら、意識的に改善することができるのです。
たとえば歩くスピード、決断力、行動力、仕事のスピードなどです。
これは遅くて困ることはあっても、速くて困ることはありません。
できるリーダーであるほど、時間を大切にしています。
「十二分に検討してから、やりなさい」とは言いません。
代わりに「今すぐやりなさい。ダメだったら、ほかの方法に変えればいい」と言います。
のろのろしたリーダーは、リーダーではありません。
今の世の中、もうのろのろしている時間はないのです。
これからは、時間を大切にしててきぱき行動できるリーダーが、求められる時代なのです。