リーダーは次の3つの役を演じます。
脇役、悪役、小道具役です。
まず脇役です。
リーダーの役目は主役ではなく、脇役です。
部下を助け、励まし、元気を与える脇役になるのがリーダーの仕事です。
ときどき仕事をするのがリーダーの仕事と思っているリーダーがいますが、仕事をするのはリーダーではありません。
仕事をするのは、部下の役目です。
仕事をうまく成功させるには、リーダーが仕事をやるのではなくて、部下の脇役として動くことがリーダーの役目になるのです。
次に悪役です。
時にリーダーは、部下から悪役として扱われます。
部下は、会社の奴隷として働かされています。
くらいの高い人は、部下たちに仕事を頼む形になるのが、組織のピラミッドです。
ですが、いつもよい仕事ばかりが回ってくるとは限りません。
むしろ嫌な仕事ばかり回ってくるのがほとんどです。
嫌な仕事でも会社の奴隷として働かせてもらっている以上、やらなくてはなりません。
やらなくてはならない嫌な仕事を頼んでくる上司は、部下にとって悪人に見えて仕方ないのです。
小道具役です。
リーダーは、部下の小道具役として、動きます。
部下たちが仕事を順調に進めてくれるように、リーダーは助け舟を出します。
時には、リーダーが部下に使われることになります。
部下を支えるリーダーが、役目を果たしているリーダーなのです。