執筆者:水口貴博

猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

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ペットを飼うなら、電気配線の周辺は特に注意。

ペットを飼うなら、電気配線の周辺は特に注意。 | 猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

「ペットを飼うときに気をつけたほうがいいことは何ですか」

ペットショップのベテラン店員に聞けば、即座にアドバイスされることがあります。

「電気配線を噛ませないように保護したり、隠したりしてください」

ペットの経験が豊富なペットショップの店員さんなら、必ず言われるはずです。

それも厳しい顔つきで、言われるのが特徴です。

なぜこれほど、厳しく指導するのか。

それは、噛んだ結果、取り返しのつかない大事件に発展する可能性が大きいからです。

猫と一緒に住んでいると、注意するのは「噛む」という行動です。

猫に限らず、犬・ウサギ・ハムスター・モルモットでもそうですが、よく噛みます。

「噛む」という行動には、大きな危険が隠れています。

噛んで、物を傷つけられたり壊されたりするくらいなら、まだいいほうです。

本当に怖いのは「感電」と「火事」です。

電気コードをかじってしまうことで、猫は電気に接触し、感電してしまうことがあります。

犬も猫も、肉食系の動物は、鋭い歯を持っています。

いくら導線がゴムで保護されているとはいえ、ペットの鋭い歯にかかれば、電気コードを噛みちぎるくらい簡単です。

もし感電でもすれば、即死です。

けがをするとかいう問題ではなく、一瞬で死に至ります。

噛み方によっては、電気コードがショートを起こし、火事の原因になります。

小さな火がカーテンに移り、大きな火事に発展してしまいます。

火事の原因について調べると、飼っているペットが電気の配線をかじり、ショートして出火させたケースもあります。

火事になると、ただ事では済まず、大きな被害につながります。

だからこそ、ペットを飼うときに一番気をつけなければいけないのは、電気配線を噛ませないこと。

今、あなたの家の中や部屋の状態はどうですか。

飼っているペットが噛んで、電気ショートを起こすリスクはありませんか。

あらゆるところを確認しましょう。

少しでも不安を感じる点があれば「隠す」「保護」などして、すぐ対策をしましょう。

猫の気持ちを理解しながら育てる方法(26)
  • 電気の配線は「隠す」か「保護」する。
猫にとって環境が変わるのは、一大事件となる。

猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

  1. 頭をなでるときは、無言より話しかけながらのほうが、なつきやすい。
  2. なぜか犬は、キャットフードを喜んで食べる。
  3. 生後1カ月から2カ月の間の猫に接すれば、なつきやすくなる。
  4. 猫は子どもが苦手というより、落ち着きのない人が嫌い。
  5. 犬と猫の祖先は同じだった。
  6. 猫に悪さをやめさせる、効果的な方法。
  7. 飼い主と猫との間に生じやすい悪循環。
  8. 猫を飼うなら、完全に室内飼いにするのが基本。
  9. 完全室内飼いはストレスをためやすいからこそ、進んで遊び相手になるくらいでいい。
  10. 猫の体を洗う頻度は、1、2カ月に1回程度でいい。
  11. 猫はわがまま。
    熱すぎてもいけない。
    冷たすぎてもいけない。
  12. なぜか水を飲んでくれないときの3つのチェックポイント。
  13. 猫は安心を求めるため、本能的に高いところへ行きたがる。
  14. 猫は、犬以上に聴覚が鋭い。
  15. 猫はテレビに映る小動物を、本物と見間違える。
  16. 猫と一緒にいると、忍耐力が鍛えられる。
  17. 人間は狭いところでストレスを感じるが、猫は逆に安心を感じる。
  18. 猫は、寝ているのかぐったりしているのか、見極めにくい。
  19. 猫の排泄物は、健康のバロメーター。
  20. 猫は生まれてから1年間で、急成長を遂げる。
  21. 猫のトイレは、場所と雰囲気が重要。
  22. 猫のトイレの場所は、部屋の模様替えを前提に考える。
  23. 猫は偏食家。
    新しいものが苦手。
  24. 猫とほかの動物とを同居させるときの注意ポイント。
  25. 猫は、急いで生きようとする人間の品行を正す先生である。
  26. ペットを飼うなら、電気配線の周辺は特に注意。
  27. 猫にとって環境が変わるのは、一大事件となる。
  28. 猫が大喜びする生魚は、むしろ与えないほうがいい食べ物。
  29. 猫の健康管理は餌の量と与えるタイミングであり、飼い主の責任に委ねられる。
  30. 猫の鳴き声が言葉に聞こえるくらいに、親しくなる。

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