執筆者:水口貴博

猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

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猫はわがまま。熱すぎてもいけない。冷たすぎてもいけない。

猫はわがまま。熱すぎてもいけない。冷たすぎてもいけない。 | 猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

「猫舌」という言葉を聞いたことがあることでしょう。

熱い物を飲み食いすることのできないことや、そういう人のことを指していう言葉です。

猫舌という言葉のとおり、猫は熱いものが大の苦手です。

人間の場合は、熱いものは「出来立て」や「体が温まる」といったイメージがありますが、猫には大迷惑。

味がどうこう言う以前に、口にできません。

どんなにおいしいものでも、熱すぎるものは一切口にしてくれません。

では、冷たいものがいいのかというと、そうでもありません。

人間の場合は、暑い夏に冷たいものが出てくれば、体が冷えて癒しを感じますが、猫には大迷惑。

猫の臭覚は敏感で冷たいものがいいにおいがせず、食欲が湧きません。

熱いのもいけないし、冷たいものもいけない。

猫はなんとわがままなのでしょう。

いえ、実は猫に限らず、たいてい野生の動物はこうした傾向があります。

野生には動物で火をおこしたり、野生生活に冷蔵庫があったりするわけではありません。

野生にある冷たいものと言えば「死んでから時間が経っている死がい」という印象があります。

それはすでに腐っていたり栄養分が抜けていたりなど、食べられない悪い印象があるため、本能的に避けてしまいます。

たとえ、水でも、冷たすぎると飲んでくれません。

猫に餌をやるときには「常温」のものが一番です。

人間都合で、寒い冬に熱いものを与えたり、暑い夏に冷たいものなどを与えたりするのは、猫にはありがた迷惑。

普通に餌をやるのが、一番なのです。

猫の気持ちを理解しながら育てる方法(11)
  • 熱すぎたり冷たすぎたりするものは、与えないようにする。
なぜか水を飲んでくれないときの3つのチェックポイント。

猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

  1. 頭をなでるときは、無言より話しかけながらのほうが、なつきやすい。
  2. なぜか犬は、キャットフードを喜んで食べる。
  3. 生後1カ月から2カ月の間の猫に接すれば、なつきやすくなる。
  4. 猫は子どもが苦手というより、落ち着きのない人が嫌い。
  5. 犬と猫の祖先は同じだった。
  6. 猫に悪さをやめさせる、効果的な方法。
  7. 飼い主と猫との間に生じやすい悪循環。
  8. 猫を飼うなら、完全に室内飼いにするのが基本。
  9. 完全室内飼いはストレスをためやすいからこそ、進んで遊び相手になるくらいでいい。
  10. 猫の体を洗う頻度は、1、2カ月に1回程度でいい。
  11. 猫はわがまま。
    熱すぎてもいけない。
    冷たすぎてもいけない。
  12. なぜか水を飲んでくれないときの3つのチェックポイント。
  13. 猫は安心を求めるため、本能的に高いところへ行きたがる。
  14. 猫は、犬以上に聴覚が鋭い。
  15. 猫はテレビに映る小動物を、本物と見間違える。
  16. 猫と一緒にいると、忍耐力が鍛えられる。
  17. 人間は狭いところでストレスを感じるが、猫は逆に安心を感じる。
  18. 猫は、寝ているのかぐったりしているのか、見極めにくい。
  19. 猫の排泄物は、健康のバロメーター。
  20. 猫は生まれてから1年間で、急成長を遂げる。
  21. 猫のトイレは、場所と雰囲気が重要。
  22. 猫のトイレの場所は、部屋の模様替えを前提に考える。
  23. 猫は偏食家。
    新しいものが苦手。
  24. 猫とほかの動物とを同居させるときの注意ポイント。
  25. 猫は、急いで生きようとする人間の品行を正す先生である。
  26. ペットを飼うなら、電気配線の周辺は特に注意。
  27. 猫にとって環境が変わるのは、一大事件となる。
  28. 猫が大喜びする生魚は、むしろ与えないほうがいい食べ物。
  29. 猫の健康管理は餌の量と与えるタイミングであり、飼い主の責任に委ねられる。
  30. 猫の鳴き声が言葉に聞こえるくらいに、親しくなる。

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