猫の気持ちを理解しながら育てる
30の方法

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犬と猫の祖先は同じだった。

犬と猫の祖先は同じだった。 | 猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

そもそも犬も猫も、祖先は同じです。

今でこそ見た目も泣き方も性格も異なりますが、はるか昔に遡ると同じ祖先にたどり着きます。

5,500万年前に、今のヨーロッパ地方あたりの森に生息していた「ミアキス」という動物が、犬と猫の祖先だとされています。

大きさは、今の少し大きめの猫くらいです。

森の中で生息していたミアキスは、生存競争が繰り広げられ、すみかを移動し始めました。

ダーウィンの進化論では「あらゆる動物は、環境に最も適した進化を遂げる」とされています。

この「住む場所の違い」によって「動物としての違い」も生まれてきました。

住む場所に最も適するため、体つき・性格・大きさなどあらゆることが「最適化」されて変化(進化)していきました。

森の外の草原へとすみかを移した動物は「犬」となり、森の中に残った動物は「猫」へと進化していったとされています。

もう少し具体的に説明しましょう。

  1. 犬への進化の場合

森の外に出て草原で暮らすようになったミアキスは、広い草原を速く走る必要性があります。

草原はとても広い。

また、広い草原は見晴らしがよく、隠れる場所や逃げるところも少ない状態です。

それは、集団で行動したほうが都合はつきました。

集団で群れるほうが、獲物を仕留めやすかったり、襲われても反撃しやすかったりします。

1対10で戦えば、通常は1匹のほうが負けます。

また集団だからこそ、統率するリーダーが必要になり、絶対的な主従関係も生まれました。

広い草原を走っているうちに、体つきは大きくなり、筋肉質になり、持久力やスピードを身につけます。

敵を威嚇するために、吠える声も大きくなりました。

今の犬らしさへと進化を遂げていきました。

  1. 猫への進化の場合

「森」という環境に残ったミアキスは、多くの木や草が生い茂る中で、獲物を捕ったり、敵から逃げたりしなければなりません。

そのため、体は比較的小さく、しかし素早く動ける瞬発力を求められます。

その環境に最適化しようと、木を登ったり下りたりするための「鋭い爪」。

一瞬で獲物を仕留める「瞬発力」。

多くの小動物の存在を聞き分けられる鋭い「聴覚」。

飛ぶ鳥もいれば、地上を動く小動物など、狭い場所で頼りになるのは、目より音でした。

その結果、鋭い聴覚が発達し、超音波まで聞き分けられる耳を持つようになりました。

また、少ない筋肉と小さな体で、スピードや瞬発力を実現するためには、普段体力を温存しなければなりません。

普段はじっとしている生活が定着していきました。

高い木の上から落ちたとしても、無事に着地ができるよう体はしなやかで、平衡感覚に優れていきました。

その後、森から出て、砂漠で暮らし始め、リビア猫へと進化を遂げた後、家畜されて今の猫へと進化していきました。

犬も猫も祖先が同じですから、性格も似ていると思いますが、生まれ育った環境のせいで性格もまったく異なっています。

こうしたドラマを知ると、今まで何気なく飼っていた犬や猫への愛着もより大きくなりませんか。

今あなたが飼っている犬や猫は、そんな激しい生存競争を乗り越えることができた子孫です。

見た目も鳴き声も性格まで全然違う犬と猫ですが、出どころは同じなのです。

まとめ

猫の気持ちを理解しながら育てる方法 その5
  • 犬と猫の祖先に、感服の意を示す。
猫に悪さをやめさせる、効果的な方法。

もくじ
猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法
犬と猫の祖先は同じだった。 | 猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

  1. 頭をなでるときは、無言より話しかけながらのほうが、なつきやすい。
  2. なぜか犬は、キャットフードを喜んで食べる。
  3. 生後1カ月から2カ月の間の猫に接すれば、なつきやすくなる。
  4. 猫は子供が苦手というより、落ち着きのない人が嫌い。
  5. 犬と猫の祖先は同じだった。
  6. 猫に悪さをやめさせる、効果的な方法。
  7. 飼い主と猫との間に生じやすい悪循環。
  8. 猫を飼うなら、完全に室内飼いにするのが基本。
  9. 完全室内飼いはストレスをためやすいからこそ、進んで遊び相手になるくらいでいい。
  10. 猫の体を洗う頻度は、1、2カ月に1回程度でいい。
  11. 猫はわがまま。
    熱すぎてもいけない。
    冷たすぎてもいけない。
  12. なぜか水を飲んでくれないときの3つのチェックポイント。
  13. 猫は安心を求めるため、本能的に高いところへ行きたがる。
  14. 猫は、犬以上に聴覚が鋭い。
  15. 猫はテレビに映る小動物を、本物と見間違える。
  16. 猫と一緒にいると、忍耐力が鍛えられる。
  17. 人間は狭いところでストレスを感じるが、猫は逆に安心を感じる。
  18. 猫は、寝ているのかぐったりしているのか、見極めにくい。
  19. 猫の排泄物は、健康のバロメーター。
  20. 猫は生まれてから1年間で、急成長を遂げる。
  21. 猫のトイレは、場所と雰囲気が重要。
  22. 猫のトイレの場所は、部屋の模様替えを前提に考える。
  23. 猫は偏食家。
    新しいものが苦手。
  24. 猫とほかの動物とを同居させるときの注意ポイント。
  25. 猫は、急いで生きようとする人間の品行を正す先生である。
  26. ペットを飼うなら、電気配線の周辺は特に注意。
  27. 猫にとって環境が変わるのは、一大事件となる。
  28. 猫が大喜びする生魚は、むしろ与えないほうがいい食べ物。
  29. 猫の健康管理は餌の量と与えるタイミングであり、飼い主の責任に委ねられる。
  30. 猫の鳴き声が言葉に聞こえるくらいに、親しくなる。

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