飼い主が本を読んだりテレビを見ていたりすると、猫が飼い主に近づいて鳴き始めることがあります。
それも飼い主をじっと見つめながら鳴いています。
時には鳴きながら猫パンチをしてきたり、飼い主の膝に乗ってきたり、手を噛んできたりします。
舌を出したまま、寝ている猫を見かけることはありませんか。
間抜けな顔です。
見ていて笑ってしまいます。
猫がやっていることといえば、たいてい3つくらいしかありません。
じっとしているか、寝ているか、毛繕いをしているかです。
のんきな姿ではありませんか。
「ただいま。ああ、今日も疲れたなあ」
飼い主が外出先から帰って、ソファーでまったりくつろぎます。
そんなとき、猫が近寄ってきて、飼い主に体をこすりつけることがありませんか。
飼い主が座っていると、何の気なしに猫が膝の上に乗ってくる。
何をし始めたのかと思えば、ズボンやセーターをもみもみとマッサージしたり、吸ったりしている。
飼い主をマッサージしてくれているかのようなしぐさです。
まれにではありますが、飼い主が少しドアを開けている隙に、室内で飼っている猫が逃げ出してしまうことがあります。
猫は小さいし、足音もないので、いつの間にか出ていることが多いです。
また、今まで室内だったからこそ外の世界に興味を示し、飼い主の目を盗んで積極的に抜け出そうとする猫も少なくありません。
猫の頭や背中をブラシで優しくブラッシングしていると、普段とは違った声を出すことがあります。
「ごろごろ」という声です。
いえ、厳密に言えば「声」というより「音」といったほうがいいでしょう。
猫と一緒に住んでいると、さまざまなトラブルに悩まされることでしょう。
花瓶を落とされる。
いすやテーブルの脚をかじる。
犬は基本的に、泳ぐのが上手です。
「犬かき」という言葉が存在するほど泳ぐのが得意です。
生後1カ月も経てば、誰に教わったわけでもなく、自然と泳ぐことができるくらいです。
猫をじっと観察していると、ときどき口の周りをなめることがあります。
食事中にするなら、口の周りについた食事のかすなどをなめているのだろうと思います。
しかし、食事でも何でもないときに、口の周りをなめるのは不思議な行動です。
外出を自由にさせている猫の場合、飼っている猫を家の周りの路地などで見かけることがあるでしょう。
「おや、こんなところで会うとは偶然だね」
飼い主を見た猫は、きっと喜んで近寄ってくれるだろうと期待します。
猫が普通のおしっこをするときは、かがみ込んだ姿勢になるはずです。
排泄後は、後ろ足で丁寧に砂をかけようとする。
おそらくこの光景が最初に浮かぶことでしょう。
猫と猫じゃらしで遊んでいる途中、急に大きなあくびをすることはありませんか。
じゃれているときに限らず、飼い主が遊び相手になっているときに限って、大きなあくびをすることがあります。
「こんなときにあくびをするなんて、やる気あるのかな」
猫が積極的に緑黄色野菜を取ろうとすることは、まれです。
食べない猫がいないわけではありませんが、珍しいと考えていいでしょう。
猫は肉食動物だからです。
人間は熱いとき、体中で汗をかきます。
体温をある一定に維持していなければ、体の機能のさまざまなところで支障が出てしまうからです。
そのため、汗が出る穴である「汗腺」は、足のつま先から頭のてっぺんまで、体中に存在しています。
猫は、体温調節のため汗をかきません。
熱がこもるほど体が大きくないからです。
体が小さいので熱がすぐ逃げてしまい、体から汗をかくことはありません。
飼い主が何かに集中していると、猫がわざとらしく飼い主の集中を邪魔しようとすることがあります。
たとえば、次のような経験はありませんか。
床に新聞を広げて見ていると、新聞紙の上に乗ってくる猫。
飼っている猫に、人差し指を差し出してみましょう。
おそらく興味深く、飼い主の指のにおいを嗅ごうとするはずです。
餌を差し出しているなら興味を持つのはわかりますが、単に人差し指だけで興味を持つのは不思議です。
「ご飯の時間ですよ」
飼い主が器の中にキャットフードを入れた後、猫がやってきます。
食べてからしばらくすると、器に入っている餌に向かって猫パンチをすることがあります。
まれなケースではありますが、親猫が生まれたばかりの自分の赤ちゃんを噛み殺すことがあります。
おなかを痛めて生んだ子を噛み殺すなんて、通常は考えられないことです。
自分の命を懸けてまだ守りたいはずのわが子を、なぜ噛み殺してしまうのでしょうか。
ときどき自分で自分のおっぱいを吸っている一風変わった猫を見かけることはありませんか。
母猫なら、自分で自分のおっぱいを吸ってお乳を飲んでいるのかなと考えます。
しかし、これはメス猫だけでなく、オス猫にも見られます。
犬と猫とで与えてはいけないものは、似ています。
体質が似ているため、食べてはいけないものも犬と猫とで共通点が多いです。
食べられるかどうかを食べさせてから確かめるのではなく、あらかじめ確認するようお願いします。
猫は、小さなものによく反応を示します。
猫じゃらしを使って猫と遊んでいると、野生本能がむくむく目覚め始め、かなり本気になるはずです。
いつもじっとしている猫も、急に飛びかかってくることでしょう。
「さあ、こっちにおいで。なでてあげるよ」
猫をなでていると、ごろごろと気持ちよさそうな音を出します。
こんなとき、気持ちよさそうな顔をして満足した表情を見せます。
ご家庭でミカンを食べることもあると思います。
食事のデザートでミカンを出す家庭も多いのではないでしょうか。
しかし、ミカンの皮をむくやいなや、猫が驚いたように飼い主から離れることがあります。
猫と一緒に暮らしていると、悩まされるのはにおいです。
特に「猫のにおい」より「排泄物のにおい」が気になります。
猫のおしっこは、少量にもかかわらず、においが強いと思いませんか。
猫の耳は特殊です。
180度、パラボラアンテナのように耳の方向を変えることができます。
人間とは違い、猫の耳周りには筋肉が集中しているため、聞きたい方向に耳を自在に動かせます。
ばたばたばた!
飼っている猫が急にダッシュして、部屋中を駆け回り始める。
「どうしたのだろう。何事だろう」
猫の姿勢は独特です。
歩くときは背中が丸く曲がり、やや前方にかがむような姿勢になっています。
曲がっているのは腰だけではありません。
猫は警戒心の強い動物です。
猫といえば、いつも寝ている光景が印象的ですが、寝ているとはいえ、3分の2は浅い睡眠です。
30分から60分の間の浅い睡眠の後、7分ほどの深い睡眠に入り、また30分から60分の間の浅い睡眠に戻ります。