執筆者:水口貴博

猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

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猫は生まれてから1年間で、急成長を遂げる。

猫は生まれてから1年間で、急成長を遂げる。 | 猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

「3つ子の魂、百まで」という言葉があります。

生まれて3年の間に形成された性格は、その後、年を取っても変わらないということです。

3年と言い切るには議論の余地がありますが、幼いころに培った性格がなかなか変わらないのは間違いありません。

若い時期にさまざまな刺激に触れさせることで、情緒が豊かになったり、学習能力にも差が出たりします。

基本的な人格を形成する時期に当たります。

人間の場合は、生まれてから「3年間」が重要ですが、猫の場合は生まれてから「3カ月間」が重要です。

3カ月なんて、まさにあっという間です。

なぜ3カ月間なのかというと、猫は最初の1年で急成長するからです。

多くのペットたちは、人の何倍もの早さで成長しますが、猫も同じです。

では、どのくらい早く成長するのでしょうか。

猫と人の年齢を計算する有名な計算式があります。

この計算式にのっとって考えると、次のようになります。

もちろん成長スピードは、種類や生活環境にもよりますが、おおむねの概算はこのようになるでしょう。

見てのとおり、最初の3カ月で、人間でいう5歳くらいまで成長することになります。

この最初の3カ月間は「猫の社会化期」と呼ばれています。

さまざまな刺激を受け入れやすく、猫の基本的な行動や性格の形成に結びつきやすいです。

この時期に飼い主と十分接していれば、なつきやすくなります。

ほかの動物と接すれば、同居もしやすくなります。

食事の好みも、この時期に何を食べるかで決まるようです。

1年も過ぎようものなら、あっという間に人間でいう20歳になります。

猫が生まれてから最初の3カ月間は特にさまざまな経験をさせてあげましょう。

猫への教育に力を入れてもいいところです。

この時期に猫は基本的な性格を形成することになるので、重要な時期になるのです。

猫の気持ちを理解しながら育てる方法(20)
  • 生後3カ月間に、さまざまな刺激に触れさせる。
猫のトイレは、場所と雰囲気が重要。

猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

  1. 頭をなでるときは、無言より話しかけながらのほうが、なつきやすい。
  2. なぜか犬は、キャットフードを喜んで食べる。
  3. 生後1カ月から2カ月の間の猫に接すれば、なつきやすくなる。
  4. 猫は子どもが苦手というより、落ち着きのない人が嫌い。
  5. 犬と猫の祖先は同じだった。
  6. 猫に悪さをやめさせる、効果的な方法。
  7. 飼い主と猫との間に生じやすい悪循環。
  8. 猫を飼うなら、完全に室内飼いにするのが基本。
  9. 完全室内飼いはストレスをためやすいからこそ、進んで遊び相手になるくらいでいい。
  10. 猫の体を洗う頻度は、1、2カ月に1回程度でいい。
  11. 猫はわがまま。
    熱すぎてもいけない。
    冷たすぎてもいけない。
  12. なぜか水を飲んでくれないときの3つのチェックポイント。
  13. 猫は安心を求めるため、本能的に高いところへ行きたがる。
  14. 猫は、犬以上に聴覚が鋭い。
  15. 猫はテレビに映る小動物を、本物と見間違える。
  16. 猫と一緒にいると、忍耐力が鍛えられる。
  17. 人間は狭いところでストレスを感じるが、猫は逆に安心を感じる。
  18. 猫は、寝ているのかぐったりしているのか、見極めにくい。
  19. 猫の排泄物は、健康のバロメーター。
  20. 猫は生まれてから1年間で、急成長を遂げる。
  21. 猫のトイレは、場所と雰囲気が重要。
  22. 猫のトイレの場所は、部屋の模様替えを前提に考える。
  23. 猫は偏食家。
    新しいものが苦手。
  24. 猫とほかの動物とを同居させるときの注意ポイント。
  25. 猫は、急いで生きようとする人間の品行を正す先生である。
  26. ペットを飼うなら、電気配線の周辺は特に注意。
  27. 猫にとって環境が変わるのは、一大事件となる。
  28. 猫が大喜びする生魚は、むしろ与えないほうがいい食べ物。
  29. 猫の健康管理は餌の量と与えるタイミングであり、飼い主の責任に委ねられる。
  30. 猫の鳴き声が言葉に聞こえるくらいに、親しくなる。

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