猫は犬と違いしつけるのに、時間がかかります。
飼い主にとって、とりあえずきちんとしつけたいのは、トイレについてです。
室内のどこにでも糞をされると、飼い主としてもストレスになります。
トイレさえ決められた場所できちんとするようになれば、かなり飼いやすくなるはずです。
では、どうトイレをしつけるかという方法ですが、いくつかポイントがあります。
トイレは、場所と雰囲気が重要です。
トイレというのは、そもそもリラックスできる場所です。
リラックスできる場所でないと、なかなか用を足したい気にもなりません。
もしトイレが、部屋の出入り口付近の場合は騒がしくて、用をたしにくくなります。
廊下や玄関など、人の出入りが多いところもあまりよいとは言えません。
トイレは落ち着ける場所にすることで「用を足しやすい雰囲気」を作っていくことが大切です。
たとえば、部屋の入り口とは反対側の四隅です。
入り口側の反対側の四隅なら、人の出入りで邪魔にならず、落ち着ける場所になるでしょう。
そのほか、部屋の状況を見ながら、落ち着ける場所を模索していきましょう。
猫の祖先は夜行性です。
明るいところより、暗いところを好みます。
用を足すときも、猫がリラックスできる環境のほうがしつけを身につけるのも早くなります。
そこでトイレの場所は、薄暗い場所がいいでしょう。
明るい場所でも、屋根を取り付けるなどして、意図的に陰を作り、暗い場所を演出するなど工夫をしてみるといいでしょう。
基本的にトイレの場所をころころ変更するのはよくありません。
せっかく覚えても、場所が変わると違和感を覚え、また変なところでおしっこをしたり糞をしたりすることがあります。
ここだと決めたトイレの場所は、できるかぎり変更しないようにしましょう。