執筆者:水口貴博

猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

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猫のトイレは、場所と雰囲気が重要。

猫のトイレは、場所と雰囲気が重要。 | 猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

猫は犬と違いしつけるのに、時間がかかります。

飼い主にとって、とりあえずきちんとしつけたいのは、トイレについてです。

室内のどこにでもふんをされると、飼い主としてもストレスになります。

トイレさえ決められた場所できちんとするようになれば、かなり飼いやすくなるはずです。

では、どうトイレをしつけるかという方法ですが、いくつかポイントがあります。

トイレは、場所と雰囲気が重要です。

  1. 静かな場所にする

トイレというのは、そもそもリラックスできる場所です。

リラックスできる場所でないと、なかなか用を足したい気にもなりません。

もしトイレが、部屋の出入り口付近の場合は騒がしくて、用をたしにくくなります。

廊下や玄関など、人の出入りが多いところもあまりよいとは言えません。

トイレは落ち着ける場所にすることで「用を足しやすい雰囲気」を作っていくことが大切です。

たとえば、部屋の入り口とは反対側の四隅です。

入り口側の反対側の四隅なら、人の出入りで邪魔にならず、落ち着ける場所になるでしょう。

そのほか、部屋の状況を見ながら、落ち着ける場所を模索していきましょう。

  1. 薄暗い場所

猫の祖先は夜行性です。

明るいところより、暗いところを好みます。

用を足すときも、猫がリラックスできる環境のほうがしつけを身につけるのも早くなります。

そこでトイレの場所は、薄暗い場所がいいでしょう。

明るい場所でも、屋根を取り付けるなどして、意図的に陰を作り、暗い場所を演出するなど工夫をしてみるといいでしょう。

  1. 一度決めた場所は、むやみに変更しない

基本的にトイレの場所をころころ変更するのはよくありません。

せっかく覚えても、場所が変わると違和感を覚え、また変なところでおしっこをしたり糞をしたりすることがあります。

ここだと決めたトイレの場所は、できるかぎり変更しないようにしましょう。

猫の気持ちを理解しながら育てる方法(21)
  • 猫用のトイレは、落ち着ける場所に置く。
猫のトイレの場所は、部屋の模様替えを前提に考える。

猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

  1. 頭をなでるときは、無言より話しかけながらのほうが、なつきやすい。
  2. なぜか犬は、キャットフードを喜んで食べる。
  3. 生後1カ月から2カ月の間の猫に接すれば、なつきやすくなる。
  4. 猫は子どもが苦手というより、落ち着きのない人が嫌い。
  5. 犬と猫の祖先は同じだった。
  6. 猫に悪さをやめさせる、効果的な方法。
  7. 飼い主と猫との間に生じやすい悪循環。
  8. 猫を飼うなら、完全に室内飼いにするのが基本。
  9. 完全室内飼いはストレスをためやすいからこそ、進んで遊び相手になるくらいでいい。
  10. 猫の体を洗う頻度は、1、2カ月に1回程度でいい。
  11. 猫はわがまま。
    熱すぎてもいけない。
    冷たすぎてもいけない。
  12. なぜか水を飲んでくれないときの3つのチェックポイント。
  13. 猫は安心を求めるため、本能的に高いところへ行きたがる。
  14. 猫は、犬以上に聴覚が鋭い。
  15. 猫はテレビに映る小動物を、本物と見間違える。
  16. 猫と一緒にいると、忍耐力が鍛えられる。
  17. 人間は狭いところでストレスを感じるが、猫は逆に安心を感じる。
  18. 猫は、寝ているのかぐったりしているのか、見極めにくい。
  19. 猫の排泄物は、健康のバロメーター。
  20. 猫は生まれてから1年間で、急成長を遂げる。
  21. 猫のトイレは、場所と雰囲気が重要。
  22. 猫のトイレの場所は、部屋の模様替えを前提に考える。
  23. 猫は偏食家。
    新しいものが苦手。
  24. 猫とほかの動物とを同居させるときの注意ポイント。
  25. 猫は、急いで生きようとする人間の品行を正す先生である。
  26. ペットを飼うなら、電気配線の周辺は特に注意。
  27. 猫にとって環境が変わるのは、一大事件となる。
  28. 猫が大喜びする生魚は、むしろ与えないほうがいい食べ物。
  29. 猫の健康管理は餌の量と与えるタイミングであり、飼い主の責任に委ねられる。
  30. 猫の鳴き声が言葉に聞こえるくらいに、親しくなる。

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