猫は、いつものろのろしたり、寝ていたりするので、体調を崩しているときにわかりにくいのが特徴です。
そういうときは、いかに普段からペットと接しているかの差が現れます。
普段からよく接していると、わずかな違いに気づきやすくなります。
意外なところでもう1つのチェックポイントがあります。
猫の排泄物です。
おしっこと糞は、汚いから目を背けがちです。
人間ですから、洋式の便器で用を足した後、自分の尿や便を、丹念に見る人は少ないのではないでしょうか。
汚いものからは、つい視線を外しがちです。
自宅のペットの糞尿も、汚いため、見ないようにしていることが多いでしょう。
しかし、そらさずきちんとみることが大切です。
猫の排泄物は、健康のバロメーターです。
体の内部を直接みることはできませんが、内部から出てきた排泄物を見ることで、客観的に確かめることができます。
量、回数のチェックはもちろんのこと、いつもより尿の色が濃かったり、いつもよりふんがべっとりしたりなどです。
またできるだけ「においのチェック」もしておきましょう。
不快になる気持ちはあるでしょう。
しかし、猫の健康状態を知るための、唯一の手がかりです。
みたくない気持ちをぐっとこらえ、毎日猫の排泄物を見れば、体の内部の異変に気づくきっかけにできます。
猫の排泄物を処理するタイミングで、様子を確かめることも習慣の1つにしておきましょう。