執筆者:水口貴博

猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

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猫に悪さをやめさせる、効果的な方法。

猫に悪さをやめさせる、効果的な方法。 | 猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

猫に悪いことをやってはいけないとしつけるとき、少しコツが必要です。

悪いことと言ってもたくさんあります。

テーブルの上に乗ってはいけない。

犬のように「止まれ」と止まらせたり「行け!」と言って走らせたりなど、まず普通にすれば失敗します。

犬とは違い、猫は人との付き合いが短く「しつけ」という概念もあまりありません。

だからとはいえあまりに自由奔放に過ごさせるのも、よくありません。

他人の敷地に勝手に侵入したり、テーブルの上のものを盗んでいったりなど、最低限してはいけないことをしつける必要があります。

では、どうしつけるのかというと、少しコツがあります。

猫がいたずらをした瞬間に、大きな声で一言叱ればいい。

もちろん叩いたり蹴ったりするのではなく、あくまで言葉で叱ります。

叱るときに、大声で叱り続けるのではなく「一言」だけで結構です。

猫は、大きな音が苦手です。

周りに人がいると少し恥ずかしいですが、人がいなければ、かなり大きな音のほうが効果は大きくなります。

叱るときは、必ず「いたずらをした瞬間」に叱るようにしましょう。

しばらく時間が経ってから叱ろうとすると、猫は何のことで叱られているのか理解できなくなります。

現行犯のときに叱るからこそ、何の行為で叱られているのかを理解しやすくなります。

こうした単純なしつけですが、悪いことをさせないようにするためには、速攻性があります。

何かをした瞬間に大きな音で驚かせると、それ以後、同じようなことを怖くてしなくなるはずです。

猫の気持ちを理解しながら育てる方法(6)
  • いたずらをした瞬間に、大声で一言叱る。
飼い主と猫との間に生じやすい悪循環。

猫の気持ちを理解しながら育てる30の方法

  1. 頭をなでるときは、無言より話しかけながらのほうが、なつきやすい。
  2. なぜか犬は、キャットフードを喜んで食べる。
  3. 生後1カ月から2カ月の間の猫に接すれば、なつきやすくなる。
  4. 猫は子どもが苦手というより、落ち着きのない人が嫌い。
  5. 犬と猫の祖先は同じだった。
  6. 猫に悪さをやめさせる、効果的な方法。
  7. 飼い主と猫との間に生じやすい悪循環。
  8. 猫を飼うなら、完全に室内飼いにするのが基本。
  9. 完全室内飼いはストレスをためやすいからこそ、進んで遊び相手になるくらいでいい。
  10. 猫の体を洗う頻度は、1、2カ月に1回程度でいい。
  11. 猫はわがまま。
    熱すぎてもいけない。
    冷たすぎてもいけない。
  12. なぜか水を飲んでくれないときの3つのチェックポイント。
  13. 猫は安心を求めるため、本能的に高いところへ行きたがる。
  14. 猫は、犬以上に聴覚が鋭い。
  15. 猫はテレビに映る小動物を、本物と見間違える。
  16. 猫と一緒にいると、忍耐力が鍛えられる。
  17. 人間は狭いところでストレスを感じるが、猫は逆に安心を感じる。
  18. 猫は、寝ているのかぐったりしているのか、見極めにくい。
  19. 猫の排泄物は、健康のバロメーター。
  20. 猫は生まれてから1年間で、急成長を遂げる。
  21. 猫のトイレは、場所と雰囲気が重要。
  22. 猫のトイレの場所は、部屋の模様替えを前提に考える。
  23. 猫は偏食家。
    新しいものが苦手。
  24. 猫とほかの動物とを同居させるときの注意ポイント。
  25. 猫は、急いで生きようとする人間の品行を正す先生である。
  26. ペットを飼うなら、電気配線の周辺は特に注意。
  27. 猫にとって環境が変わるのは、一大事件となる。
  28. 猫が大喜びする生魚は、むしろ与えないほうがいい食べ物。
  29. 猫の健康管理は餌の量と与えるタイミングであり、飼い主の責任に委ねられる。
  30. 猫の鳴き声が言葉に聞こえるくらいに、親しくなる。

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