執筆者:水口貴博

子育て上手な父親になる30の方法

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甘える父親は、もう1人の子どもである。

甘える父親は、もう1人の子どもである。 | 子育て上手な父親になる30の方法

父親は子どもに言います。

「自分のことは自分でしなさい!」と。

何でもかんでも親に頼らず、自分でできる範囲のことは自分でするようにしなさいという言葉です。

いつまでも親に甘えてばかりではいけないということです。

まったくもってそのとおりですね。

反論の余地もありません。

しかし、です。

面白い現象が家庭内で起こっています。

会社に向かおうとしている父親が、母親に話しかけます。

「お母さん、靴下どこにあるの?」

「ご飯まだ?」

「クリーニングに出したシャツはどれ?」

おや、おかしいと思いませんか。

父親が、もう1人の子どもになっています。

母親からすれば「自分のことくらい自分でしてよ」と思います。

大人であるはずの父親が、子どものように母親の負担になっている。

母親からすれば、面倒のかかる子どもがもう1人、家の中にいるようなものです。

あなたにそういう心当たりはありませんか。

頼りがいのある母親がいると、つい頼りがちになります。

育児に忙しい母親の余計な負担にならないために、父親こそ「自分のことはできるだけ自分でする」という当たり前をすることです。

育児で大変な時期だからこそ、母の負担を軽減するように心がけましょう。

子育て上手な父親になる方法(17)
  • 母親の負担にならないよう、自分でできることは自分でする。
父親という遊び相手ほど、面白い相手はいない。

子育て上手な父親になる30の方法

  1. 父親が育児をする、子どもは自分に自信を持つ。
  2. 父が育児に参加することで「父」から「父親」へと成長する。
  3. 父が楽しそうに仕事をする背中を見て、子は育つ。
  4. 子どもの勉強のきっかけは、興味や関心から始まる。
  5. 子どもが破壊行為をし始めたら、強い興味や関心の表れている証拠。
  6. どんな遊びも、突き詰めれば勉強になる。
  7. 本当に家族を大切にする父親は「家族サービス」という言葉を使わない。
  8. 父親の趣味に、子どもを誘ってみよう。
  9. なぜ子どもにとって父は、母より遠い存在と感じてしまうのか。
  10. 母親の大変さを理解するために、男性こそ育児に参加する。
  11. 家族揃って食事ができるように、週に何度かは早く家に帰る。
  12. 特別な日に特別頑張る父は、大幅に評価が向上する。
  13. 疲れて育児に参加できないときは、母親へ育児をねぎらう言葉だけでも伝える。
  14. 叱るというのは、愛を伝えるということ。
  15. 叱るばかりはいけないが、まったく叱らないのは、もっといけない。
  16. 母親からの愚痴には「解決策」の前に「共感」からかけよう。
  17. 甘える父親は、もう1人の子どもである。
  18. 父親という遊び相手ほど、面白い相手はいない。
  19. ストレス発散をするなら、子どもの遊び相手になればいい。
  20. 親から暴力を振るわれた子どもは、友人にも暴力を振るうようになる。
  21. 父の仕事現場を見せてあげると、父の仕事のイメージが湧くようになる。
  22. 早く家に帰られる人は、気の利いた父親になるための気遣いをしよう。
  23. 愛の伝わるスキンシップがあれば、回数は少なくてもいい。
  24. 正しい力の使い方とは、大切な人を守るためである。
  25. 子どもの下品な言葉に、いちいち本気にならない。
  26. 男らしい父親なら、曖昧な返事は返さない。
  27. 夫婦仲のいい家庭は、子育てにもいい影響を与える。
  28. 子どもの失敗は、褒めたたえるくらいでいい。
  29. 子どもの話に、小難しい評価や感想はいらない。
    単に共感するだけでいい。
  30. 家の手伝いは、言い換えれば「体育の授業」である。

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