子どもがこれから、小学校・中学校へと進学し、社会人へと大きくなります。
勉強・人間関係・恋愛・仕事など、数多くの山場が待ち構えています。
どのステージであろうと、その難局を乗り越えるためには、なにより自分に自信がないといけません。
父親は、育児を母親に任せがちになります。
「育児は母に任せている。自分には関係ない」
おや、それではいけません。
私がコンピューターに慣れ親しんだのは、特に父からの影響が大きいと思います。
実は、父から一度も「機械の勉強をしろ」と言われたことはありません。
しかし、こうやって今、自分でサーバーを組み立てたり、プログラムを組んだり、自分のウェブページを公開するようになりました。
父は仕事の関係で、さまざまな部品を家に持ち帰りました。
最初に興味を持ったのは「磁石」でした。
見た目は単なる石です。
テレビの中には人が入っていない。
ラジオの中にも人が入っていない。
父のやっていることを真似ているうちに、こうした衝撃の事実を知ることになりました。
私が小学4年のとき、水口家にパソコンが登場しました。
父の仕事でパソコンが必要になったことがきっかけです。
なんと当時は50万円ほどした「PC9801」というタイプのパソコンです。
父親として気をつけたい言葉があります。
「家族サービス」という言葉です。
家事や子育てをしている父親が、つい口にしてしまう言葉です。
父親が休日にやりたい代表は、おおむね2つしかありません。
「のんびりしたい」か「趣味を楽しみたい」かのどちらかです。
家族のために、家事や育児の手伝いなどできればいいですが、なかなか思うようにいかないことがあります。
子どものころを思い出しましょう。
父と母のどちらと接する時間のほうが多かったでしょうか。
特殊なケースもありますが、一般的にはやはり「母親」と答える人が大多数のはずです。
もちろん父親も育児に参加です。
母から「手伝ってよ」と言われてからでは遅い。
むしろ父から「今日は子どもの面倒は自分が見るよ」と言うくらいがちょうどいいでしょう。
父親としては、仕事で忙しくなるほど帰宅する時間も遅くなります。
早くは帰りたいが、仕事の関係で遅くなるという家庭も多いことでしょう。
子どもが起きる前に家を出て、子どもが寝てから家に帰る。
子どものころ、父の帰りは、いつも深夜でした。
私が寝た後に父が帰ってくる、という日も少なくありませんでした。
しかし、普段は夜中に帰宅する父でも、夕食に間に合う時間に帰る日もありました。
どうしても疲れて育児に参加できないときがあります。
仕事で疲れて、育児まで回る力が出ない。
家に帰って育児とはいえ、すでに子どもたちは眠ってしまっている。
「こら! ダメじゃないか!」
叱ると言えばどのようなイメージを持っていますか。
欠点をとがめたり、怒鳴ったりすることだと思っている人が多いのではないでしょうか。
叱るといえば、父の仕事です。
大事な場面では、叱るのは父の役目です。
礼儀や作法を教えるだけでなく、子どものことを本気で心配している気持ちを伝えるという役目もあるからです。
「ねえ、聞いてよ。今日も大変だったのよ。あの子ったら……(あれやこれや)」
育児に疲れた母親は父親に対して、1つや2つの愚痴をこぼします。
そういうとき、母の育児の悩みに対して、男性はまず「解決策」から言ってしまいがちです。
父親は子どもに言います。
「自分のことは自分でしなさい!」と。
何でもかんでも親に頼らず、自分でできる範囲のことは自分でするようにしなさいという言葉です。
水口家には、大きな座敷があります。
子どものころ、その大きな座敷は遊び場になっていました。
柔らかい緑色のじゅうたんが敷かれてあったので、けがをする心配もありません。
父は仕事でストレスがいっぱい。
ストレス発散と言えば、やはり運動ですね。
休日には軽いジョギングなどをして、ストレスを発散させようとします。
子どもが悪いことをしたとき、父親は心がけたいことがあります。
「叱るのはいいが、暴力はいけない」ということです。
たった一言ではありますが、深い意味があります。
「父親が仕事をしている」とはいえ、子どもたちは抽象的な想像しかわきません。
子どもなりの父の働く姿を想像しますが、必ずしもそのとおりとは限りませんね。
そういうときこそ、父の職場を子どもたちに見せてあげましょう。
仕事が速く切り上げることができ、夕食前に早く家に帰られそうなときがあります。
週に1回くらいは、そういうタイミングのいい日もあることでしょう。
さて、そんなときです。
子どもが一番喜ぶのは、やはりスキンシップです。
わんわんと泣いているなら、抱っこをしてみましょう。
すぐ泣きやむはずです。
男性の特徴の1つといえば「力」です。
男の子のお子さんがいる場合、しつけておきたいことがあります。
「力の使い方について」です。
子どもは、幼いころが一番かわいいと言います。
10歳くらいまでは、何でも「はい」「ありがとう」と言って素直に言うことを聞く年齢です。
お人形さんのようにかわいいですが、10歳くらいを過ぎると、急変します。
夫婦でよく話すのは、父親より母親のケースが多いのではないでしょうか。
もちろん父親でおしゃべりの人もいますが、そういうケースはまれです。
おしゃべりは女性の得意技であり、主導権を握っています。
夫婦仲がいいと、子育てにもいい影響を与えます。
「いつもお仕事、大変ね。お疲れさま」と父の仕事に感謝する母。
「いつも育児ありがとう。本当に助かっているよ」と母の育児をねぎらう父。
あなたが、新しいことに挑戦しようとするときはどのようなときですか。
・成長を求めているとき
・向上しようと心がけているとき
心理学から言えば、人が誰かに話しかける目的の大半は「共感してもらいたいから」とのことです。
話を聞いて、納得してもらったり、一緒に気持ちをわかち合ったりしたい。
あなたにも当てはまるのではないでしょうか。
私の実家は、兼業農家です。
週末の朝は「おい、貴博。今日も手伝ってくれ」という父の一声で、叩き起こされていました。
夏場の週末には、ミカンもぎの手伝いが慣例でした。