受験中の睡眠に関して、私の経験上、1つアドバイスがあります。
「勉強の進み具合がどんなに悪くても、睡眠時間だけは削らない」というアドバイスです。
遅れた勉強を取り戻すために睡眠を削ると、むしろ悪化します。
睡眠時間を削ると、疲れが取れるどころか疲れが残り、しかも頭の回転が鈍くなります。
元気は出ないし、やる気も出ない。
その結果、さらに勉強の進行は遅れる悪循環に陥りやすくなります。
私は学生時代、この悪循環に何度も陥り、苦労しました。
では、こういうとき、どうすればいいのでしょうか。
勉強遅れを取り戻すときには、逆に睡眠時間を多く取ることをおすすめします。
睡眠時間を長くすれば、勉強時間が短くなり、余計に悪い方向へ向かいそうな気がしますが、そんなことはありません。
十分に睡眠を取ったうえで勉強に取り組むほうが、はるかに改善に向かいます。
「たっぷり」と言えるくらい、十分な睡眠を取りましょう。
疲れも取れ、気分は爽やかになり、頭の回転もよくなります。
元気もやる気も出てきます。
悪循環から抜け出し、好循環を作るポイントは睡眠時間がポイントなのです。