執筆者:水口貴博

受験生の時間とスケジュール管理術

7

どんなに調子が出なくても、睡眠時間だけは削ってはいけない。

どんなに調子が出なくても、睡眠時間だけは削ってはいけない。 | 受験生の時間とスケジュール管理術

受験中の睡眠に関して、私の経験上、1つアドバイスがあります。

「勉強の進み具合がどんなに悪くても、睡眠時間だけは削らない」というアドバイスです。

遅れた勉強を取り戻すために睡眠を削ると、むしろ悪化します。

睡眠時間を削ると、疲れが取れるどころか疲れが残り、しかも頭の回転が鈍くなります。

元気は出ないし、やる気も出ない。

その結果、さらに勉強の進行は遅れる悪循環に陥りやすくなります。

私は学生時代、この悪循環に何度も陥り、苦労しました。

では、こういうとき、どうすればいいのでしょうか。

勉強遅れを取り戻すときには、逆に睡眠時間を多く取ることをおすすめします。

睡眠時間を長くすれば、勉強時間が短くなり、余計に悪い方向へ向かいそうな気がしますが、そんなことはありません。

十分に睡眠を取ったうえで勉強に取り組むほうが、はるかに改善に向かいます。

「たっぷり」と言えるくらい、十分な睡眠を取りましょう。

疲れも取れ、気分は爽やかになり、頭の回転もよくなります。

元気もやる気も出てきます。

悪循環から抜け出し、好循環を作るポイントは睡眠時間がポイントなのです。

受験生の時間とスケジュール管理術(7)
  • 勉強の調子が悪くなったときこそ、睡眠時間を長くする。
「勉強から逃げるために休む」のと「勉強するために休む」とでは大違い。

受験生の時間とスケジュール管理術

  1. あらゆる時間管理術は、変えようのないリズムに合わせることから始まる。
  2. 1日のスケジュール表は、リズムを正常化させる薬のような役割を果たす。
  3. 1週間のリズムに従って、勉強計画を立てる。
  4. 勉強時間をあらかじめ宣言しておけば、勉強の邪魔をさせることもない。
  5. 今の自分は、人生を左右する大事な時期にいることを自覚する。
  6. 調子が出ないときは、調子が出るような勉強から始めればいい。
  7. どんなに調子が出なくても、睡眠時間だけは削ってはいけない。
  8. 「勉強から逃げるために休む」のと「勉強するために休む」とでは大違い。
  9. 1枚ずつめくるカレンダーより、1枚にまとまったカレンダーがおすすめ。
  10. 秒針のあるアナログ時計のメリットとデメリット。
  11. 明るい部屋で勉強するとき、必ず部屋は明るくする。
  12. 受験勉強は、自己管理能力を問う試験でもある。
  13. 勉強時間の配分は、出題率の高さに応じて調整する。
  14. 急にやる気が出れば、すぐ勉強したほうがいい。
  15. 「早寝・早起き」は嘘。
    「早起き・早寝」の順が正解だった!
  16. 勉強する時間くらいは、机の上に勉強以外の物を置かない。
  17. 日中の疲れや眠気は、短い仮眠で乗り切れ!
  18. 帰宅後の勉強は、夕食後ではなく、夕食前にするほうがいい。
  19. 親からの小言に、集中力を乱される。
  20. 朝に弱い人でも、熱いシャワーを浴びれば眠気が取れる。
  21. 眠気・疲れ・惰性は、熱いシャワーで取り払う。
  22. 学力に差ができるのは、重い腰を上げる早さ。
  23. 根性で勉強をしようとすると、失敗する。
  24. 気温は、勉強へのやる気に強く影響を及ぼす。
  25. ささいなアイテムで、勉強の能率は劇的に向上する。
  26. 勉強の準備時間を、効率よくカットできる手段を考える。
  27. 家族旅行と勉強を絡めれば、思い出も勉強もうまくいく。
  28. リフレッシュの時間くらいは、勉強のことを完全に忘れたほうがいい。
  29. 眠れない夜は、参考書を睡眠薬の代わりにすればいい。
  30. 時間はあると思えばある。
    ないと思えばない。

同じカテゴリーの作品

1:50

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION