執筆者:水口貴博

受験生の時間とスケジュール管理術

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あらゆる時間管理術は、変えようのないリズムに合わせることから始まる。

あらゆる時間管理術は、変えようのないリズムに合わせることから始まる。 | 受験生の時間とスケジュール管理術

多くの時間管理術の書籍に目を通していると「自分でリズムを作る」ということが多く書かれています。

もちろん自分の力で時間のリズムを作ることはできます。

気持ちが乗るリズムを作ったり、調子を作って出したりします。

自分の意志で時間を作ったり、隙間時間を集めたりして勉強時間を確保できます。

しかし、これらは二の次。

どの時間管理の書籍でも、一番大切なことが抜けています。

「リズムを作る前に、リズムに合わせる」ということです。

これが、まず大切な時間管理術です。

本当の時間管理術は、ここから始まります。

この世には、変えられない時間のリズムが、すでに2つ存在します。

  1. 1日24時間というリズム
  1. 7日で1週間というリズム

「1日24時間というリズム」は、地球の自転に合わせた絶対的なリズムです。

地球の自転の速度をあなたの力では変えられない。

変えられないから合わせるしかありません。

朝になれば明るくなり、夜になれば暗くなります。

同時に学校へ行く時間と、学校から帰る時間も決まってきます。

その1日のリズムの中で、あなたがどう動くかを考えていくことが大切です。

いつ何をやるかを考え、習慣として勉強をうまく組み込むようにしましょう。

次に大切なリズムは「7日で1週間」というリズムです。

人類が作ったルールですが、いまや完全に世界共通のリズムになり、今さら変えようがありません。

一般的に月曜から金曜までは平日といえば、土日は週末といわれます。

たとえば、平日は勉強に集中し、週末は勉強を休んで気分転換に使う方法があります。

月曜から金曜は5日間です。

それぞれ英国数理社という基本5科目を、あわせて勉強してもいいでしょう。

曜日に合わせて、スケジュールを考えます。

まずこの2つのリズムに、うまく自分を乗せることが一番基本となる時間管理術です。

「1日24時間」と「7日で1週間」というリズムが、生まれてから死ぬまで延々と続きます。

この波に、うまく自分を合わせることです。

この基本リズムに乗れたうえで、その中で自分なりのリズムを作ります。

まず一番押さえておきたい、時間管理術における大前提なのです。

受験生の時間とスケジュール管理術(1)
  • 「1日24時間」と「7日で1週間」というリズムにうまく乗る。
1日のスケジュール表は、リズムを正常化させる薬のような役割を果たす。

受験生の時間とスケジュール管理術

  1. あらゆる時間管理術は、変えようのないリズムに合わせることから始まる。
  2. 1日のスケジュール表は、リズムを正常化させる薬のような役割を果たす。
  3. 1週間のリズムに従って、勉強計画を立てる。
  4. 勉強時間をあらかじめ宣言しておけば、勉強の邪魔をさせることもない。
  5. 今の自分は、人生を左右する大事な時期にいることを自覚する。
  6. 調子が出ないときは、調子が出るような勉強から始めればいい。
  7. どんなに調子が出なくても、睡眠時間だけは削ってはいけない。
  8. 「勉強から逃げるために休む」のと「勉強するために休む」とでは大違い。
  9. 1枚ずつめくるカレンダーより、1枚にまとまったカレンダーがおすすめ。
  10. 秒針のあるアナログ時計のメリットとデメリット。
  11. 明るい部屋で勉強するとき、必ず部屋は明るくする。
  12. 受験勉強は、自己管理能力を問う試験でもある。
  13. 勉強時間の配分は、出題率の高さに応じて調整する。
  14. 急にやる気が出れば、すぐ勉強したほうがいい。
  15. 「早寝・早起き」は嘘。
    「早起き・早寝」の順が正解だった!
  16. 勉強する時間くらいは、机の上に勉強以外の物を置かない。
  17. 日中の疲れや眠気は、短い仮眠で乗り切れ!
  18. 帰宅後の勉強は、夕食後ではなく、夕食前にするほうがいい。
  19. 親からの小言に、集中力を乱される。
  20. 朝に弱い人でも、熱いシャワーを浴びれば眠気が取れる。
  21. 眠気・疲れ・惰性は、熱いシャワーで取り払う。
  22. 学力に差ができるのは、重い腰を上げる早さ。
  23. 根性で勉強をしようとすると、失敗する。
  24. 気温は、勉強へのやる気に強く影響を及ぼす。
  25. ささいなアイテムで、勉強の能率は劇的に向上する。
  26. 勉強の準備時間を、効率よくカットできる手段を考える。
  27. 家族旅行と勉強を絡めれば、思い出も勉強もうまくいく。
  28. リフレッシュの時間くらいは、勉強のことを完全に忘れたほうがいい。
  29. 眠れない夜は、参考書を睡眠薬の代わりにすればいい。
  30. 時間はあると思えばある。
    ないと思えばない。

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