執筆者:水口貴博

受験テクニックを磨く30の方法

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ノート魔にならない。

ノート魔にならない。 | 受験テクニックを磨く30の方法

私の中学時代の話です。

授業中、先生が黒板に書いたことを熱心にノートに書き写していたとき、ふと思ったことがあります。

「ノートを取る必要性について」です。

ノートを取らないと勉強できないと思いがちです。

しかし、実際は、ノートを取らなくても勉強でき、しかもノートを取らないほうが効率はいい、ということに気づきました。

授業の風景を想像しましょう。

先生は、教科書に書いていることを黒板に書きますね。

生徒たちは、先生が黒板に書いたことをノートに書き写します。

そのノートに書き写したことは、教科書に書いてあることです。

何だかおかしいということに気づきませんか。

もともと教科書に書いてありますから、そもそもノートを取る必要はありません。

もちろん先生のわかりやすい解説をノートに取ることもありますが、頻繁にあるわけではありません。

勉強の本質部分としては、すべてがすでに教科書に書いてあります。

熱心に教科書を読んで理解し覚えてさえすれば、ノートを取らなくても、テストで合格します。

あなたは、授業中ノートをきちんと取るタイプの人ですか。

学生時代には、先生が黒板に書いたことを必死にメモする「ノート魔」が、クラスに1人はいます。

先生が黒板に書いたことを、一字一句漏れなくノートに取るという人は要チェックです。

そのノートにメモする時間と体力は本当に必要なのか、いま一度考え直してみましょう。

授業中に取ったノートの内容は、すでに教科書に載っていませんか。

その無駄に気づくことです。

ノートを取っている時間は、勉強ではありません。

「文字の稽古の時間」です。

後からノートが必要になれば、友人に見せてもらったりコピーさせてもらったりすればいい。

ノートを取る時間でさえ、限られた時間のうちに入っています。

無駄を省き、効率よく進めることが必要です。

ノートをどんなにきれいに取っていても、知識や理解が頭に入っていなければ、0点です。

しかし、ノートをまったく取っていなくても、知識や理解が頭に入っていれば、100点が取れます。

したがって、ノートは不要です。

ノートは取らなくても、教科書の内容がきちんと頭に入っていれば、確実に合格するのです。

受験テクニックを磨く方法(2)
  • ノート魔になりすぎないようにする。
勉強の大変さは、後になるほど軽くなる。

受験テクニックを磨く30の方法

  1. 人間は、丸暗記が弱く、ストーリー性のある記憶に強い。
  2. ノート魔にならない。
  3. 勉強の大変さは、後になるほど軽くなる。
  4. 休憩を取って、長丁場の勉強に備える。
  5. 文系と理系の勉強を交互にすれば、疲れにくくなる。
  6. 漫画・映画・科学系番組は、停滞していた勉強が進み始めるきっかけになる。
  7. 調子に乗っているときには、あえて休憩を取らないほうがいい。
  8. どんなに記憶力の弱い人でも、強化できる方法がある。
  9. 焦りを味方に変えてしまう人が、合格をつかみ取る。
  10. なぜ、試験には必ず超難問が出題されるのか。
  11. 「勉強時間」より「勉強量」のほうが大切。
  12. 短時間で勉強量をこなすためのキーワードは、集中力。
  13. 勉強前には、食べすぎない。
  14. 友人とのネットワークは、強力な支えになる。
  15. 受験は、恥を捨てることから始まる。
  16. 勉強とはインプット作業。
    試験とはアウトプット作業。
  17. 誘惑を、一切禁止する必要はない。
    ご褒美や息抜きとして活用すればいい。
  18. 学力が十分なら、先に進むより、復習に時間を充てたほうがいい。
  19. 基本問題に強くなると、学力全体が底上げされる。
  20. すべてがうまくいかないときには、悪あがきより、十分な睡眠を。
  21. 3分考えてもわからない問題は、すぐ回答を見てもいい。
  22. 受験には、超えなければいけない2つの合格ラインがある。
  23. 伸びる科目は、伸ばせるだけ伸ばして、点数を稼ぐ。
  24. 音読を制する者は、受験を制する。
  25. 感情を込めて音読すれば、無味乾燥な勉強さえ、感動的になる。
  26. 音読だけで満足しない。
    特に覚えておきたい一文やキーワードは、紙に書く。
  27. 「一度書いたら、一生消えない、忘れない」そう思わせてくれるのが、ボールペンの素晴らしい点。
  28. わかりやすい参考書があっても、勉強の中心はあくまで教科書である。
  29. 時計は、時間の貴重さを教えてくれる先生である。
  30. なぜ大人たちは「今のうちに勉強しろ」と言うのか。

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