社会人になってから、社長や地位の高い方とお話をする機会があります。
そんなとき、いつも気づく意外なギャップがあります。
「地位の高い人ほど腰が低い」という意外なギャップです。
地位が高ければ、偉そうになったり横柄になったりするようなイメージがあります。
しかし、実際のところは逆です。
地位が高い人ほど、穏やかで謙虚です。
地位が高ければ高いほど、その腰の低さは顕著になります。
これはきれいに比例します。
社長になるくらいですから、学歴があり、能力的にも優れている人が多いです。
社長や重役に就く人は、初めは頭がいいから腰が低いのかと思いましたが、違います。
腰が低いから、賢くなれました。
頭がいいから腰が低いのではなく、腰が低いから多くのことを学べ、賢くなれた。
腰の低さは、学力アップに深いつながりがあります。
学生時代、わからないことがあれば、先生や友人に聞きます。
さて、そんなとき、人間ですから、次のようなことを考えます。
「質問するのが恥ずかしい」
「質問して、ばかだと思われないかな」
「何度も質問して、しつこい人だと思われないかな」
恥ずかしがって行動しなければ、それで終わりです。
恥を捨ててわかる人に尋ねるという姿勢が大切です。
恥ずかしがったり、かっこつけたりしていると、わからないことをほったらかすことになります。
その結果、勉強のスピードが遅くなり中断してしまうことが多くなります。
受験では、かっこつけたところで何の役にも立ちません。
受験で一番大切なのは、恥を捨てることです。
見栄を捨て、謙虚になり、ばかだと思われてもいいからわかる人に教えてもらいます。
不明点を解消し、なくしていく姿勢が大切です。
勉強できる人ほどかっこつけません。
事実、そうして恥を捨てた人ほど、学力が高くなり、レベルの高い有名大学に入学、安定した会社に入社します。
腰の低さゆえに、入社後も仕事もスムーズに進みますし、人間関係も円滑になります。
昇進もスムーズになります。
大企業の社長に謙虚な人が多い理由は、それだったのです。