執筆者:水口貴博

受験テクニックを磨く30の方法

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勉強の大変さは、後になるほど軽くなる。

勉強の大変さは、後になるほど軽くなる。 | 受験テクニックを磨く30の方法

初めて勉強することは、時間がかかります。

覚えるのは時間も体力も必要だからです。

たとえば、200ページ以上もある歴史の教科書1冊を読み終えるまでには、長い時間がかかります。

1ページ読み進めるだけでも大変です。

歴史上の登場人物の名前、戦争の名称、年号、流れなど、知らないことばかり出ます。

完全に知識ゼロの状態から始めますから、覚えるのも理解するのも時間がかかります。

「これでは終わるのがいつになることやら、復習にはこれの倍の時間がかかるのか……」

だから、くじけそうになります。

三日坊主になります。

しかし、実は遠く感じるだけです。

もうしばらくの辛抱です。

勉強の大変さは、一定ではなく、変化します。

その試験範囲を一度終わらせれば、世界は変わります。

1回目の勉強は、知らないことを覚えたり理解したりすることになります。

しかし、2回目の勉強はすでに知っていることの復習になるため、楽になります。

3回目の勉強は、すでによく知っていることの復習になるので、さらに楽になります。

勉強の大変さは、一定ではありません。

後になるほど、楽になります。

勉強は、2回目より3回目のほうがもっと楽になり、3回目より4回目のほうがさらに楽になります。

するほど、勉強は楽になるのです。

受験テクニックを磨く方法(3)
  • もうしばらく辛抱する。
休憩を取って、長丁場の勉強に備える。

受験テクニックを磨く30の方法

  1. 人間は、丸暗記が弱く、ストーリー性のある記憶に強い。
  2. ノート魔にならない。
  3. 勉強の大変さは、後になるほど軽くなる。
  4. 休憩を取って、長丁場の勉強に備える。
  5. 文系と理系の勉強を交互にすれば、疲れにくくなる。
  6. 漫画・映画・科学系番組は、停滞していた勉強が進み始めるきっかけになる。
  7. 調子に乗っているときには、あえて休憩を取らないほうがいい。
  8. どんなに記憶力の弱い人でも、強化できる方法がある。
  9. 焦りを味方に変えてしまう人が、合格をつかみ取る。
  10. なぜ、試験には必ず超難問が出題されるのか。
  11. 「勉強時間」より「勉強量」のほうが大切。
  12. 短時間で勉強量をこなすためのキーワードは、集中力。
  13. 勉強前には、食べすぎない。
  14. 友人とのネットワークは、強力な支えになる。
  15. 受験は、恥を捨てることから始まる。
  16. 勉強とはインプット作業。
    試験とはアウトプット作業。
  17. 誘惑を、一切禁止する必要はない。
    ご褒美や息抜きとして活用すればいい。
  18. 学力が十分なら、先に進むより、復習に時間を充てたほうがいい。
  19. 基本問題に強くなると、学力全体が底上げされる。
  20. すべてがうまくいかないときには、悪あがきより、十分な睡眠を。
  21. 3分考えてもわからない問題は、すぐ回答を見てもいい。
  22. 受験には、超えなければいけない2つの合格ラインがある。
  23. 伸びる科目は、伸ばせるだけ伸ばして、点数を稼ぐ。
  24. 音読を制する者は、受験を制する。
  25. 感情を込めて音読すれば、無味乾燥な勉強さえ、感動的になる。
  26. 音読だけで満足しない。
    特に覚えておきたい一文やキーワードは、紙に書く。
  27. 「一度書いたら、一生消えない、忘れない」そう思わせてくれるのが、ボールペンの素晴らしい点。
  28. わかりやすい参考書があっても、勉強の中心はあくまで教科書である。
  29. 時計は、時間の貴重さを教えてくれる先生である。
  30. なぜ大人たちは「今のうちに勉強しろ」と言うのか。

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