執筆者:水口貴博

受験テクニックを磨く30の方法

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なぜ、試験には必ず超難問が出題されるのか。

なぜ、試験には必ず超難問が出題されるのか。 | 受験テクニックを磨く30の方法

試験では、ほんのわずかではありますが、超難問と言われる問題が出題されます。

私が受験時代に、いろいろな大学の問題集を見ていると「こんな問題は普通の人はわかるはずがない」という超難問を目にしました。

特に有名私立大学や有名国立大学ほど、必ずと言っていいほど難問がいくつか登場します。

「こんなのわかるはずがない」と学校側を訴えたいところですが、一応は試験範囲なので文句も言えません。

試験範囲内ではありますが、難解で奥が深く、途方もなくレベルの高い問題です。

もちろん一部の天才は解けるであろう内容ですが、一生懸命に勉強したとしてもできないような内容です。

さて、ここで1つ疑問が湧きます。

なぜ、大学側は難問を用意するのでしょうか。

これは「問題を作成する側」に立てば、すぐわかります。

大学には「100点満点を取られたくない」という意地があります。

有名国立大学なのに、100点満点がたくさんいる状況になると、大学の威厳もレベルも低いような気がします。

100点を取られると「簡単」という印象があり、なめられているような気がするからです。

なめられたくないから、絶対に解けないような超難問を用意します。

難しい試験だったと言われたほうが「やはり難関大学は違うな」と一目置かれるからです。

テストを作成する人も人間です。

試験作成者も、学校としての威厳を保つために、絶対に100点が取れないような超難問を用意します。

超難問が出題される裏では、そうした人間模様・心理・感情などが働いていると思えば、面白いと思いませんか。

そうした超難問は、素通りしてOKです。

難しい問題は「できなくてもいい」と開き直るくらいでOKです。

超難問に大きな時間を奪われるくらいなら、確実に解ける問題のために時間を使ったほうが、はるかに有効なのです。

受験テクニックを磨く方法(10)
  • 超難問の裏に見える、人間心理に気づく。
「勉強時間」より「勉強量」のほうが大切。

受験テクニックを磨く30の方法

  1. 人間は、丸暗記が弱く、ストーリー性のある記憶に強い。
  2. ノート魔にならない。
  3. 勉強の大変さは、後になるほど軽くなる。
  4. 休憩を取って、長丁場の勉強に備える。
  5. 文系と理系の勉強を交互にすれば、疲れにくくなる。
  6. 漫画・映画・科学系番組は、停滞していた勉強が進み始めるきっかけになる。
  7. 調子に乗っているときには、あえて休憩を取らないほうがいい。
  8. どんなに記憶力の弱い人でも、強化できる方法がある。
  9. 焦りを味方に変えてしまう人が、合格をつかみ取る。
  10. なぜ、試験には必ず超難問が出題されるのか。
  11. 「勉強時間」より「勉強量」のほうが大切。
  12. 短時間で勉強量をこなすためのキーワードは、集中力。
  13. 勉強前には、食べすぎない。
  14. 友人とのネットワークは、強力な支えになる。
  15. 受験は、恥を捨てることから始まる。
  16. 勉強とはインプット作業。
    試験とはアウトプット作業。
  17. 誘惑を、一切禁止する必要はない。
    ご褒美や息抜きとして活用すればいい。
  18. 学力が十分なら、先に進むより、復習に時間を充てたほうがいい。
  19. 基本問題に強くなると、学力全体が底上げされる。
  20. すべてがうまくいかないときには、悪あがきより、十分な睡眠を。
  21. 3分考えてもわからない問題は、すぐ回答を見てもいい。
  22. 受験には、超えなければいけない2つの合格ラインがある。
  23. 伸びる科目は、伸ばせるだけ伸ばして、点数を稼ぐ。
  24. 音読を制する者は、受験を制する。
  25. 感情を込めて音読すれば、無味乾燥な勉強さえ、感動的になる。
  26. 音読だけで満足しない。
    特に覚えておきたい一文やキーワードは、紙に書く。
  27. 「一度書いたら、一生消えない、忘れない」そう思わせてくれるのが、ボールペンの素晴らしい点。
  28. わかりやすい参考書があっても、勉強の中心はあくまで教科書である。
  29. 時計は、時間の貴重さを教えてくれる先生である。
  30. なぜ大人たちは「今のうちに勉強しろ」と言うのか。

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