執筆者:水口貴博

受験テクニックを磨く30の方法

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誘惑を、一切禁止する必要はない。ご褒美や息抜きとして活用すればいい。

誘惑を、一切禁止する必要はない。ご褒美や息抜きとして活用すればいい。 | 受験テクニックを磨く30の方法

ダイエットが失敗する理由は、食べることを一切禁止するからです。

「食べない、食べない」と考えすぎるため、逆に失敗します。

「食べない、食べない」と考えることは、食べることを考えているということです。

「食べること」と「食べないこと」という正反対の考え方がぶつかり合い、脳が大きなストレスを感じます。

そういう意気込みが強すぎるのもよくありません。

意気込みが強すぎるため、少しでも体重が増えれば、自己嫌悪に陥ります。

「私は何てダメなんだろう。人間として最低だ」と、徹底的に自分で自分を責め始めます。

ストレスがたまれば精神が不安定になり、はけ口として食べてしまう、という悪循環になります。

これは勉強でも同じです。

「テレビを見ない」

「漫画を見ない」

「遊びに行かない」

勉強のためにこうした禁欲的な心がけは素晴らしいですが、一切禁止するのはよくありません。

先ほどのダイエットの例と同じです。

「テレビを見ない、漫画を読まない、遊びに行かない」と考えるほど、テレビ・漫画・遊びのことを考えます。

少しでもテレビを見て無駄な時間を過ごせば「私は何てダメなんだろう。人間として最低だ」と、自分で自分を責め始めます。

一切禁止はよくありませんし、また意気込みすぎです。

何かいい解決策はないのでしょうか。

一切禁止するのではなく、達成したときの「ご褒美」として活用すればいい。

勉強が終われば見てもいいと考えれば、勉強へのやる気も出ます。

勉強に区切りがついてから漫画を読めば、ちょうどいい気分転換にもなるでしょう。

もちろん遊びに出かけるのも、よい息抜きになります。

誘惑を一切禁止にするのではなく、ご褒美や息抜きとして活用すればいいのです。

受験テクニックを磨く方法(17)
  • 誘惑は、ご褒美や息抜きとして活用し、勉強への意気込みに変える。
学力が十分なら、先に進むより、復習に時間を充てたほうがいい。

受験テクニックを磨く30の方法

  1. 人間は、丸暗記が弱く、ストーリー性のある記憶に強い。
  2. ノート魔にならない。
  3. 勉強の大変さは、後になるほど軽くなる。
  4. 休憩を取って、長丁場の勉強に備える。
  5. 文系と理系の勉強を交互にすれば、疲れにくくなる。
  6. 漫画・映画・科学系番組は、停滞していた勉強が進み始めるきっかけになる。
  7. 調子に乗っているときには、あえて休憩を取らないほうがいい。
  8. どんなに記憶力の弱い人でも、強化できる方法がある。
  9. 焦りを味方に変えてしまう人が、合格をつかみ取る。
  10. なぜ、試験には必ず超難問が出題されるのか。
  11. 「勉強時間」より「勉強量」のほうが大切。
  12. 短時間で勉強量をこなすためのキーワードは、集中力。
  13. 勉強前には、食べすぎない。
  14. 友人とのネットワークは、強力な支えになる。
  15. 受験は、恥を捨てることから始まる。
  16. 勉強とはインプット作業。
    試験とはアウトプット作業。
  17. 誘惑を、一切禁止する必要はない。
    ご褒美や息抜きとして活用すればいい。
  18. 学力が十分なら、先に進むより、復習に時間を充てたほうがいい。
  19. 基本問題に強くなると、学力全体が底上げされる。
  20. すべてがうまくいかないときには、悪あがきより、十分な睡眠を。
  21. 3分考えてもわからない問題は、すぐ回答を見てもいい。
  22. 受験には、超えなければいけない2つの合格ラインがある。
  23. 伸びる科目は、伸ばせるだけ伸ばして、点数を稼ぐ。
  24. 音読を制する者は、受験を制する。
  25. 感情を込めて音読すれば、無味乾燥な勉強さえ、感動的になる。
  26. 音読だけで満足しない。
    特に覚えておきたい一文やキーワードは、紙に書く。
  27. 「一度書いたら、一生消えない、忘れない」そう思わせてくれるのが、ボールペンの素晴らしい点。
  28. わかりやすい参考書があっても、勉強の中心はあくまで教科書である。
  29. 時計は、時間の貴重さを教えてくれる先生である。
  30. なぜ大人たちは「今のうちに勉強しろ」と言うのか。

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