執筆者:水口貴博

受験テクニックを磨く30の方法

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どんなに記憶力の弱い人でも、強化できる方法がある。

どんなに記憶力の弱い人でも、強化できる方法がある。 | 受験テクニックを磨く30の方法

「自分は記憶力が弱いから勉強に向いていない」

ときどき記憶力のせいにしている人がいます。

たしかに「生まれつきの記憶力」というのは存在します。

記憶力の差は、個人差はあります。

もともとの記憶力が強ければ勉強にも有利になり、弱ければ勉強には不利になりますね。

「記憶力が悪いから、受験にも向いていないのか……」

いいえ、そんなことはありません。

実は、受験に記憶力のよさはまったく関係ありません。

記憶力の弱さは、いくらでもカバーできる方法があるからです。

記憶力が弱い人は、記憶力を強化する方法を実践していないだけです。

素直にその方法を実践すれば、どんなに記憶力の弱い人でも頭に入るようになります。

その方法こそ「復習」です。

陳腐でありふれた愚直な方法かと思うかもしれませんが、やはりこれが記憶を強化する王道です。

復習なくして受験は語れません。

人間には復習を重ねることで記憶が強化される、という特徴があります。

その特性を生かすために「復習の回数」こそ、力を入れましょう。

復習を重ねるのは、先天的な能力ではなく、本人の努力しだいです。

脳が「何度も繰り返されるということは重要な情報に違いない」と判断して、長期的に記憶させようとします。

あなたは自分の名前を忘れませんし、誕生日や自宅の住所など覚えていますよね。

何度も繰り返したからです。

どんなに記憶力が弱い人でも、繰り返されると複雑な文字列でさえ覚えます。

自分の記憶力に自信がなくても大丈夫です。

記憶力の弱さは、復習の回数でいくらでもカバーできます。

弱い人は、復習を繰り返せばいいのです。

受験テクニックを磨く方法(8)
  • 記憶力の弱さは、復習でカバーする。
焦りを味方に変えてしまう人が、合格をつかみ取る。

受験テクニックを磨く30の方法

  1. 人間は、丸暗記が弱く、ストーリー性のある記憶に強い。
  2. ノート魔にならない。
  3. 勉強の大変さは、後になるほど軽くなる。
  4. 休憩を取って、長丁場の勉強に備える。
  5. 文系と理系の勉強を交互にすれば、疲れにくくなる。
  6. 漫画・映画・科学系番組は、停滞していた勉強が進み始めるきっかけになる。
  7. 調子に乗っているときには、あえて休憩を取らないほうがいい。
  8. どんなに記憶力の弱い人でも、強化できる方法がある。
  9. 焦りを味方に変えてしまう人が、合格をつかみ取る。
  10. なぜ、試験には必ず超難問が出題されるのか。
  11. 「勉強時間」より「勉強量」のほうが大切。
  12. 短時間で勉強量をこなすためのキーワードは、集中力。
  13. 勉強前には、食べすぎない。
  14. 友人とのネットワークは、強力な支えになる。
  15. 受験は、恥を捨てることから始まる。
  16. 勉強とはインプット作業。
    試験とはアウトプット作業。
  17. 誘惑を、一切禁止する必要はない。
    ご褒美や息抜きとして活用すればいい。
  18. 学力が十分なら、先に進むより、復習に時間を充てたほうがいい。
  19. 基本問題に強くなると、学力全体が底上げされる。
  20. すべてがうまくいかないときには、悪あがきより、十分な睡眠を。
  21. 3分考えてもわからない問題は、すぐ回答を見てもいい。
  22. 受験には、超えなければいけない2つの合格ラインがある。
  23. 伸びる科目は、伸ばせるだけ伸ばして、点数を稼ぐ。
  24. 音読を制する者は、受験を制する。
  25. 感情を込めて音読すれば、無味乾燥な勉強さえ、感動的になる。
  26. 音読だけで満足しない。
    特に覚えておきたい一文やキーワードは、紙に書く。
  27. 「一度書いたら、一生消えない、忘れない」そう思わせてくれるのが、ボールペンの素晴らしい点。
  28. わかりやすい参考書があっても、勉強の中心はあくまで教科書である。
  29. 時計は、時間の貴重さを教えてくれる先生である。
  30. なぜ大人たちは「今のうちに勉強しろ」と言うのか。

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