本屋に行けば、わかりやすい参考書がたくさんあります。
足りない理解を補うために、参考書を頼りにすることがあります。
予備校講師のわかりやすい解説を聞くと、理解も早くなるでしょう。
1時間悩み続けて理解できなかった内容が、1枚の図で素早く理解ができることがあります。
今まで悩んでいたのは何だったのかと思うでしょう。
では、教科書はいらないのかというと、そうではありません。
やはり勉強の中心は、教科書です。
教科書こそ、正規の出題範囲だからです。
教科書の範囲外の内容は、受験でも出題されることはありません。
大学受験に受かるために必要な答えは、教科書の中に書かれています。
歴史の教科書に載っていないような、歴史的出来事は試験にも登場しません。
国語の教科書に載っていないような見たこともないような漢字や熟語も試験に登場しません。
化学も物理も生物も英語もそうです。
どんな受験でも、出題範囲は教科書からです。
万が一、出題されるとすれば、必ずわかりやすい注釈がついて、知らなくても理解できるようになっています。
そう思えば、広大に思えた試験範囲が少し小さくなった気がしませんか。
逆にいえば「教科書1冊を完璧に仕上げてさえしまえば、どんな大学の試験にも対応できる」と思ってもいい。
だからこそ、まず教科書を制覇することが王道です。
では、参考書とは何なのでしょうか。
参考書とは何かというと「参考にするための本」です。
足りない理解を深めたり、問題への応用力をつけたり、教科書の言葉にわかりやすい解説を加えたりしています。
あくまで参考であり、教科書の脇役としての存在です。
どうしても教科書だけの解説では理解が不足していると感じる場合に活用します。
知識や理解を深めたり、応用力をつけたりする場合に、活用するのです。