執筆者:水口貴博

受験テクニックを磨く30の方法

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わかりやすい参考書があっても、勉強の中心はあくまで教科書である。

わかりやすい参考書があっても、勉強の中心はあくまで教科書である。 | 受験テクニックを磨く30の方法

本屋に行けば、わかりやすい参考書がたくさんあります。

足りない理解を補うために、参考書を頼りにすることがあります。

予備校講師のわかりやすい解説を聞くと、理解も早くなるでしょう。

1時間悩み続けて理解できなかった内容が、1枚の図で素早く理解ができることがあります。

今まで悩んでいたのは何だったのかと思うでしょう。

では、教科書はいらないのかというと、そうではありません。

やはり勉強の中心は、教科書です。

教科書こそ、正規の出題範囲だからです。

教科書の範囲外の内容は、受験でも出題されることはありません。

大学受験に受かるために必要な答えは、教科書の中に書かれています。

歴史の教科書に載っていないような、歴史的出来事は試験にも登場しません。

国語の教科書に載っていないような見たこともないような漢字や熟語も試験に登場しません。

化学も物理も生物も英語もそうです。

どんな受験でも、出題範囲は教科書からです。

万が一、出題されるとすれば、必ずわかりやすい注釈がついて、知らなくても理解できるようになっています。

そう思えば、広大に思えた試験範囲が少し小さくなった気がしませんか。

逆にいえば「教科書1冊を完璧に仕上げてさえしまえば、どんな大学の試験にも対応できる」と思ってもいい。

だからこそ、まず教科書を制覇することが王道です。

では、参考書とは何なのでしょうか。

参考書とは何かというと「参考にするための本」です。

足りない理解を深めたり、問題への応用力をつけたり、教科書の言葉にわかりやすい解説を加えたりしています。

あくまで参考であり、教科書の脇役としての存在です。

どうしても教科書だけの解説では理解が不足していると感じる場合に活用します。

知識や理解を深めたり、応用力をつけたりする場合に、活用するのです。

受験テクニックを磨く方法(28)
  • 勉強を、教科書を中心に進める。
時計は、時間の貴重さを教えてくれる先生である。

受験テクニックを磨く30の方法

  1. 人間は、丸暗記が弱く、ストーリー性のある記憶に強い。
  2. ノート魔にならない。
  3. 勉強の大変さは、後になるほど軽くなる。
  4. 休憩を取って、長丁場の勉強に備える。
  5. 文系と理系の勉強を交互にすれば、疲れにくくなる。
  6. 漫画・映画・科学系番組は、停滞していた勉強が進み始めるきっかけになる。
  7. 調子に乗っているときには、あえて休憩を取らないほうがいい。
  8. どんなに記憶力の弱い人でも、強化できる方法がある。
  9. 焦りを味方に変えてしまう人が、合格をつかみ取る。
  10. なぜ、試験には必ず超難問が出題されるのか。
  11. 「勉強時間」より「勉強量」のほうが大切。
  12. 短時間で勉強量をこなすためのキーワードは、集中力。
  13. 勉強前には、食べすぎない。
  14. 友人とのネットワークは、強力な支えになる。
  15. 受験は、恥を捨てることから始まる。
  16. 勉強とはインプット作業。
    試験とはアウトプット作業。
  17. 誘惑を、一切禁止する必要はない。
    ご褒美や息抜きとして活用すればいい。
  18. 学力が十分なら、先に進むより、復習に時間を充てたほうがいい。
  19. 基本問題に強くなると、学力全体が底上げされる。
  20. すべてがうまくいかないときには、悪あがきより、十分な睡眠を。
  21. 3分考えてもわからない問題は、すぐ回答を見てもいい。
  22. 受験には、超えなければいけない2つの合格ラインがある。
  23. 伸びる科目は、伸ばせるだけ伸ばして、点数を稼ぐ。
  24. 音読を制する者は、受験を制する。
  25. 感情を込めて音読すれば、無味乾燥な勉強さえ、感動的になる。
  26. 音読だけで満足しない。
    特に覚えておきたい一文やキーワードは、紙に書く。
  27. 「一度書いたら、一生消えない、忘れない」そう思わせてくれるのが、ボールペンの素晴らしい点。
  28. わかりやすい参考書があっても、勉強の中心はあくまで教科書である。
  29. 時計は、時間の貴重さを教えてくれる先生である。
  30. なぜ大人たちは「今のうちに勉強しろ」と言うのか。

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