野球・ボクシング・ゴルフなど、ナンバーワンに輝いた人のヒーロー・インタビューは、胸に響く言葉ばかりです。
「勝つための一番のポイントを教えてください」
チャンピオンの答える強さのコツに、私たちは一斉に耳を傾けます。
「当たり前の練習を、淡々と続けることですね」
答えた言葉は、ありきたりの言葉です。
これくらいの言葉なら、小学生でも思いつきそうです。
しかし、なぜか圧倒的な説得力があります。
「なるほど、当たり前の練習はやはり大切なのだな」
「さすがチャンピオンの言葉は違う」
チャンピオンの言葉の一つ一つに、異様な重みが感じられます。
大物の説得力は、なぜ、これほど出てくるのでしょうか。
それは「成し遂げた結果」から出ています。
果たしたという勝利が、なによりの証拠であり、発するささいな言葉も信用できます。
実際に、大きな偉業を成し遂げた人だからこそ、当たり前の言葉に重みが出ます。
結果がすべての世の中です。
途中過程も大切ですが、まだ結果が出ていない状態です。
結果が出て、初めて完成であり、意味を成します。
「私は嘘をつきません」と言う人が嘘をついていたら、誰も信用できません。
全然嘘をつかない人が「嘘は嫌いです」と言って、初めて信用されます。
あなたが言葉に説得力を持たせたければ、まず結果を作りましょう。
その結果が、言葉が信用できる証拠になります。
口だけで大口を叩く暇があるなら、結果を出すことで全力を注ぐことです。
仕事でも恋愛でも、結果を出してこそ、説得力が出てきます。
結果は、言葉より語るのです。