政治家で有名な伊藤博文、板垣退助、大久保利通の肖像を見ると、立派なひげが印象的です。
ひげが生えている人は、大物らしい第一印象を受けます。
ひげは、ライオンのたてがみと同じような効果があり、立派な額縁として威厳を発揮する効果があります。
顔の面積が大きく見えて、迫力も出ます。
このひげの効果を最大限に活用した大統領がいます。
アメリカ合衆国第16代大統領、リンカーンです。
彼は大統領選挙の期間中、ある11歳の少女から手紙を受け取りました。
リンカーンのファンであった彼女は「おひげを生やしたほうが、もっとかっこよくなれるよ」と書いて、リンカーンに送りました。
手紙を受け取ったリンカーンは、ひげが生えていたほうが大物に見えることを知り、さっそくひげを伸ばし始めました。
その結果、めでたく大統領に当選したという実話があります。
当選後、リンカーンは手紙を送った少女の家まで出向き、お礼の言葉を伝えたと言います。
その後、暗殺されるまでの間、大統領としての威厳を保つため、一度もひげを剃ることはありませんでした。
男性には邪魔に思えるひげも、使い方によっては威厳を発揮する効果をもたらします。
もちろん職種によっては、ひげを許してもらえないところもあります。
しかし、許してもらえる職場なら、ひげを伸ばすことで大物感を演出できます。
ひげが濃い人は、大物に見られるチャンスなのです。