断る勇気がないと、大物にはなれません。
大物は、クライアントからのお願いに対して、何でもYesとは答えません。
みんなの期待に応えようとして、できるだけYesと言いたい気持ちはわかります。
いろいろな仕事を何でもこなす姿は、たしかにかっこいい。
しかし、限界を超えた仕事やできない仕事まで引き受けてしまっては、意味がありません。
質の悪い仕事になってしまっては、クライアントにもがっかりさせてしまうことになります。
イエスマンになるほど、相手から軽く見られます。
「面倒な雑用は、あの人にお願いすれば引き受けてくれるよ」
仕事の品質が下がるだけでなく「便利な人」として使われるでしょう。
大物は、自分の専門分野の仕事だけ引き受けます。
専門分野以外の仕事はすべて断ります。
断ることで、仕事の質を高めています。
何でも引き受けないため、仕事に埋もれることもありません。
専門だけに集中しているため、仕事の質は上がります。
能力は、一点に集中させたときに爆発します。
アメリカのプロ野球選手であるベーブルースは、バッターに専念したからこそ、力を伸ばすことができました。
年間本塁打60本の記録を樹立し、通算714本もの本塁打記録を残せたのは、1つの仕事に専念した結果です。
もし、ピッチャーもキャッチャーもバッターも目指していれば、どの能力も中途半端になり、伸びなかったことでしょう。
大物は、わがままです。
自分の得意分野がわかれば、徹底的に選択と集中をします。
それ以外は、大胆に断るのです。